全ト協青年部会、プールに2000人招待 熊本県内の家族連れ
団体
2016/08/11 0:00
夏だ!みんなでプールに行こう‼日本はひとつ、みんなを笑顔にしたくて――。全日本トラック協会の青年部会(山本明徹部会長)は3日、熊本地震の義援金による社会貢献活動として、熊本県内の子供やその家族2千人を益城町のホテル&リゾート「阿蘇熊本空港ホテルエミナース」に無料招待した。 全国の青年部会に所属する若手経営者・後継者から1500万円余りの義援金が寄せられ、その一部を活用して無料招待を実現。お笑い芸人のコント、キャラクターショーもあり、笠原史久前青年部会長が実行委員長を務めた。 早朝から、この日を楽しみにしていた家族連れでにぎわい、午前と午後の2部に分け、千人ずつ招待した。会場のエミナースは熊本地震で大きな被害を受け、発生直後から県指定の避難所にも指定された。このため、最近まで休業していたが、この日は多くの家族連れの歓声に包まれ、毎年夏のいつもの光景に戻った。 夏休みに入ったこともあり、地元の子供たちは連日の真夏日の中でも元気いっぱい。「流れるプール」と「ウォータースライダー」で大歓声を上げた。一方、プールサイドでは全国の青年部会の部会員らが、炎天下の中で入場整理、駐車場の案内、会場への誘導、弁当・かき氷の提供、お土産の配布などに汗を流した。 主催者を代表して、山本部会長は「熊本の皆さんのために何ができるかを皆で考えた。熊本の子供たちの笑顔が見たい、笑顔を届けたい、笑顔で元気をもらいたい――と心から願い、このイベントを企画しました」とあいさつ。地元の高平台小学校4年の桑野(くわの)陽菜(はるな)さんが「本当にありがとうございます」と感謝の言葉を伝えた。 続いて、全ト協の星野良三会長が「楽しい1日を笑顔で過ごしましょう」、熊本県トラック協会の住永豊武会長は「地震発生直後から、全国の仲間たちがおにぎりを届けてくれました」と、それぞれ話した。(武原顕) 【写真=流れるプールやウォータースライダーで楽しむ子供たちの笑顔と歓声に包まれた】