武州運輸倉庫、協力会社を招き研修 リフト動作を再認識
物流企業
2016/08/08 0:00
【埼玉】武州運輸倉庫(伊藤秋男社長、千葉県船橋市)は7月23日、親会社の丸全昭和運輸や荷主のライオン流通サービス(新川俊之社長、東京都墨田区)、協力会社を招き、東京・大利根合同ドライバー研修会を実施した。(沢田顕嗣) 事故の未然防止とフォークリフト作業における基本動作の再認識を目的に企画し、東京営業所(千葉県船橋市)及び大利根センター(埼玉県加須市)の所属ドライバーが参加。 伊藤社長は2016年3月期、売上高26億3千万円(前の期比5.8%増)となったことを報告。続けて、今年度上期の経営方針に①売り上げの拡大②人材の強化③企業基盤の強化――などを策定したと説明し、17年3月期は売上高30億円超を目指す考えを示した。 旧プラネット物流から丸全昭和運輸が業務受託し、武州運輸倉庫で請け負っている配送・荷役作業を軌道に乗せることに、まずは専心する。併せて、一部事業の収益改善に注力するほか、物流・管理業務に精通した人材の育成と登用も促進していく。また、他を圧倒する安全と品質に裏付けられた「武州ブランド」の確立を課題に上げるとともに、庫内作業員の時間外労働縮減にも本腰を入れる。 伊藤氏は「協力会社の皆さんと連携をしながら、良い品質、良い輸送方法で顧客に貢献したい」と述べ、「この機会にフォークリフトの基本動作をしっかり身に着けて欲しい」と要請。更に、丸全昭和運輸グループが推進している夏季特別災害防止運動のスローガン「だろうの先には事故が待つ確認作業でゼロ災職場」の実現も訴えた。 ドライバーを対象にしたフォークリフトの技能講習は初の試みで、メーカーの担当者が基本動作の重要性を指導。このほか、ベストドライバー表彰を受賞した二人への賞状贈呈や埼玉県警加須警察署の交通総務課員による安全講話とDVD上映も行われた。 【写真=メーカーの担当者が基本動作の重要性を指導】