物流ニッポン – 全国の物流情報が集まるポータルサイト

港災防、主要4港パトロール 労災防止対策チェック

団体

2016/08/04 0:00

 港湾貨物運送事業労働災害防止協会(藤木幸夫会長)は7月26~29の4日間、国内の主要4港をパトロールする「督励巡視」を実施した。各地の港災防総支部から選出されたメンバーで構成する巡視団が、船内や沿岸の労働災害防止対策をチェック。地元総支部幹部との意見交換も行った。  港湾産業の安全衛生水準の向上と労災防止を目的に毎年、港湾労働安全強調期間の行事の一つとして実施しており、今年で52回目。国内主要8港のうち、今回は東京、清水、大阪、門司の4港が対象となった。  重点点検事項は①揚貨装置、クレーン、フォークリフトなど荷役機械の災害防止対策②墜落・転落防止対策③転倒・荷崩れ・落下防止対策④指さし呼称の実施状況⑤熱中症対策――。  26日に東京都で開かれた巡視団結団式で、藤木会長は「港では、全ての現場がそれぞれ『本社』であり、作業者一人ひとりが『社長』であることを自覚して欲しい。巡視で大事なのは、批判をしっかり受け止めて自ら考えることだ」と強調。続いて、藤木氏が笹田照近巡視団長(笹田組社長)に委嘱状を交付。全国の総支部から選ばれた安全衛生のプロである団員27人が紹介された。  結団式終了後、団員は船内、沿岸の両班に分かれて東京港をパトロール。27日は清水港、28日に大阪港、29日には門司港をそれぞれ訪れ、巡視と地元総支部との意見交換に臨んだ。(吉田英行) 【写真=巡視団を前に、藤木会長が「現場が『本社』であり、一人ひとりが『社長』と強調(26日)】





本紙ピックアップ

相次ぐクマ被害、敷地出没や車両衝突

 クマの被害が後を絶たない。11月末時点の環境省の速報値で、2025年のクマによる人身被害が230件に達し、過去最高を記録した。敷地内への出没や車両との衝突など物流業界への影響も小さくない。修理費が高額に及ぶケースもある…

臨時国会閉会、暫定税率廃止法など成立

 第219回臨時国会が17日、閉会した。内閣提出法案は、2025年度補正予算案などを除くと、気象業務法及び水防法の一部改正案など11件が提出され、全て成立した。衆・参議員提出法案は、通常国会からの継続審議の法案を合わせて…

経産省「健康経営銘柄」、殿堂入り制度を創設

 経済産業省は、従業員の健康管理を経営的な視点で考え、戦略的に実践する健康経営がより評価されるよう、健康経営銘柄に複数回にわたり選定された企業を顕彰する「健康経営銘柄の殿堂入り制度(仮称)」を2026年度にも創設する。1…

岡山スイキュウ、岡山・津山にBTS型

 岡山スイキュウ(片山順二社長、岡山市南区)は、2026年6月をメドに津山市でBTS(特定企業入居)型物流センターを開設する。生コンクリート製造・販売などを手掛ける大獄名古屋(杉田孝浩社長、名古屋市中区)が建設する施設を…

オススメ記事

相次ぐクマ被害、敷地出没や車両衝突

 クマの被害が後を絶たない。11月末時点の環境省の速報値で、2025年のクマによる人身被害が230件に達し、過去最高を記録した。敷地内への出没や車両との衝突など物流業界への影響も小さくない。修理費が高額に及ぶケースもある…

臨時国会閉会、暫定税率廃止法など成立

 第219回臨時国会が17日、閉会した。内閣提出法案は、2025年度補正予算案などを除くと、気象業務法及び水防法の一部改正案など11件が提出され、全て成立した。衆・参議員提出法案は、通常国会からの継続審議の法案を合わせて…

経産省「健康経営銘柄」、殿堂入り制度を創設

 経済産業省は、従業員の健康管理を経営的な視点で考え、戦略的に実践する健康経営がより評価されるよう、健康経営銘柄に複数回にわたり選定された企業を顕彰する「健康経営銘柄の殿堂入り制度(仮称)」を2026年度にも創設する。1…

公取委調べ/価格転嫁25年度、「7割以上」0.3㌽上昇

 公正取引委員会は15日、価格転嫁円滑化の取り組みに関する2025年度の特別調査の結果を公表し、トラック運送業などは多重委託構造が存在するため、元請けから下請けの同業者への価格転嫁が円滑に進んでいないと分析している。 受…

Share via
Copy link
Powered by Social Snap