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ダイワ運輸、本格的な医療機器導入 隠れた病因も発見

物流企業

2016/08/04 0:00

 【兵庫】ダイワ運輸(木村泰文社長、神戸市西区)は、社員の健康管理体制を強化するため、本格的な医療機器のエステックEIS/ESOを導入した。健康診断だけでは分かりにくい隠れた病因も短時間で発見できる機能を生かし、ドライバーの体調を万全に保って輸送品質の向上や事故防止対策の推進を図る。7月14日から神戸営業所(同区)に1台設置しており、今後は各地の主要拠点に導入していく。(渡辺弘雄)  エステックは、額、手のひら、足の裏の6カ所に電極を取り付けて測定。動脈硬化、心筋梗こう塞そく、神経障害、メンタルヘルスなど主要8項目、100以上のポイントを3Dビジュアルや数値でデータ化し、詳細な解説まで表示する。国内では、病院や開業医での実績を持つが、物流事業者での導入は初めての試みという。  従来は、1970年代の旧ソ連連邦宇宙局で、宇宙飛行士の健康管理のために開発されたもの。宇宙での長時間滞在は無重力の影響で、筋肉量の低下、体液の移動、循環血液量の減少など様々な生理的変化が起きる。このため、「見える化」対策として開発が進められた。日本でも管理医療機器認定を受け、詳細な健康状態を短時間で簡単に把握できる機器として認知されつつある。  価格は、ハードとソフトウェアを含めたコンピューターシステム一式で税別1350万円。現在は、試験段階にあり、機器の稼働に必要なスタッフの養成や個人情報の管理、業務内容の違いによる測定頻度の検証を含めた運用ルールづくりを進めている。社員総数500人のうち、神戸営業所での健康管理対象者は200人を見込む。  社員の健康管理はこれまで、定期健康診断と点呼時のチェックを経て対応してきた。しかし、自社の事故事例やヒヤリ・ハットにとどまらず、スキーツアーバス事故の発生などに伴う健康不安要素の多さを憂慮。社員の体調を良好に保つことが安全確保と品質アップの決め手、と判断して導入に踏み切った。  同社の事業内容は、輸送、保管、一般及び産業廃棄物収集運搬をメインに、関西7拠点、関東2拠点、九州4拠点、グループ会社4社がある。保有車両は5月1日時点で319台、年商は2014年度に38億円を上げている。  また、9月に開催されるジャパントラックショー2016に出展する。  木村社長は「社員の元気は、会社の元気。社員が健康なら会社も健康だ。定期健診や点呼で健康管理に努めてきたが、昨今に多発する重大事故の原因、背景を考えると、もっと抜本的な対策を講じる必要性を痛感した。大変高額な機器だが、運用次第で十分成果を期待できる」と話している。 【写真=3Dビジュアルや数値でデータ化し、詳細な解説まで表示】





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