伊井運輸、100年企業へ決意新た 太鼓の響き60周年祝福
物流企業
2016/08/04 0:00
【三重】伊井運輸(伊井雅春社長、三重県川越町)は7月17日、四日市市で創立60周年記念式典を開き、「100年続く企業」に向け決意を新たにした。 1956年、伊井現社長の祖父、清次氏が創業。父で2代目の清春氏が急逝したため、25年前、雅春氏は24歳の若さで社長に就任した。雅春氏は「初代、先代、3代目と受け継がれて、我が社は60周年を迎えた。荷主企業、関係者、社員の皆さんの協力に、心から感謝したい」とあいさつ。 その上で、「我が社は石油製品を運んでいるが、石油業界は更に再編が進み、運送会社に影響が及ぶことも予想される。いかなる試練を迎えても、伊井運輸を守り続けていく。全社一丸でチームワークを発揮し、100年続く企業を目指していこう」と呼び掛けた。 式典では、ルール・マナー順守、事故防止などを周知徹底するDVDを上映したほか、60周年記念で製作した社名入りタオルをお披露目した。雅春氏は長男で大学3年生の健一郎氏が、4代目として事業継承を決意したことを明らかにした。 また、三重県トラック協会適正化事業部の若林祥人課長代理ら「美里竜神太鼓」のメンバー8人が登場。勇壮な太鼓の響きで60周年を祝福した。演奏には健一郎氏も飛び入り参加し、式典を大いに盛り上げた。(星野誠) 【写真=雅春社長(後列左端)と美里竜神太鼓のメンバーら】