岩田運輸、第1回ドラコン開催 安全めざし全社員参加
物流企業
2016/08/01 0:00
【愛知】岩田運輸(岩田昌典社長、名古屋市中区)は7月16日、中部トラック総合研修センター(みよし市)で、第1回ドライバー・コンテストを開催した。トラックドライバーとリフト運転者77人が、車種別6部門の競技にエントリー。事故防止研修も開かれ、社員全員で日頃の安全と技術向上を目指した。 岩田社長は「社内の行事でこれだけの人数が集まるのは初めてだと思う。コンテストとはいうものの、皆さんをランク付けするためのものではない。これから先の安全維持のために、個々のレベルを上げてもらうのが目的。自分自身のために、しっかり頑張って欲しい」と激励した。 4トンと大型の平ボディー、ウィング車のトラック4部門と、カウンター、リーチのリフト2部門で、それぞれ走行、点検、学科競技にチャレンジ。トラック走行では発進、変則、進路変更などの基本操作に加え、ホーム付け、S字走行を重点的に採点。実践に即し、バックアイカメラも使用した。 学科の合間にはドライバーやリフト運転者としての安全心得、事故事例から対策を学ぶ安全講習も実施。KYT(危険予知トレーニング)の実践方法もグループに分かれて話し合った。 競技には、愛知県トラック協会(小幡鋹伸会長)の研修部や住友ナコフォークリフト販売名古屋営業所(名古屋市港区)が、採点と技術指導で協力。事故防止研修では、損害保険ジャパン日本興亜の名古屋企業営業部や日通商事名古屋支店の担当者を講師に招いた。 各部門の入賞者を岩田氏が表彰。大型平ボディーで三好営業所の大谷勝則氏が829点、大型ウィングでは、豊田営業所の杉山豊久氏が896点を獲得し優勝。また、4トン平ボディーは港営業所の米山貴博氏、4トンウィングで同営業所の長谷川雅氏、カウンターリフトでは四日市営業所の鈴木康平氏、リーチリフトは東郷営業所の氏原章統氏がそれぞれ優勝した。 岩田氏は「『安全は一人ひとりが責任者』という当社安全スローガンの通り、毎日の安全運転、安全作業に努力してもらっている。積み重ねが安全確保につながる。今後の仕事に今日学んだことを少しでも生かしてもらい、事故の無い安全の輪をつくり上げてもらいたい」と総評した。(奥出和彦) 【写真=トラックドライバーとリフト運転者77人がエントリー】