物流ニッポン – 全国の物流情報が集まるポータルサイト

カリツー、愛知・西尾に物流施設 自社最大 総工費43億円

物流企業

2016/08/01 0:00

 カリツー(加藤正則社長、愛知県安城市)は7月27日、総工費43億円を掛けた同社最大の施設、西尾東物流センター(西尾市)の竣工式を開催した。三河エリアに分散していた大手自動車部品メーカーの業務を集約。一日当たり、発着便合わせて150社のトラック850台が入出庫する一大拠点となる。物流効率を高めた提案で、自動車部品輸送の新機軸を目指す。(梅本誠治)  同センターは、敷地面積3万1600平方メートル、総床面積4万3100平方メートルの鉄骨造り4階建て。倉庫棟が3層、事務所棟は2層構造で、荷物用エレベーターとオートレーター各4基を備える。34レーンあるトラックステーションは、7700平方メートルの荷さばき場全体を屋根と壁で囲うことで、雨などの影響を受けない全天候型の作業を可能とし、併せて周辺への騒音や光害も軽減。構内には、12台分の待機所を設けて渋滞の発生を緩和するなど、地域社会に配慮する。竣工式で、加藤社長は「今回のセンターは、当社にとって全国の物流センターを合わせた総床面積の12.9%を占める最大の物件。主力とする自動車部品輸送をこの地に根付かせ、自社の成長と西尾市の発展に貢献していきたい」と力強く宣言した。  竣工披露パーティーでは、65年に及ぶ同社の歴史を語り、「日本経済の発展と共に、現在では北海道苫小牧市から大分県中津市に至る全国35拠点にまで成長した。新センターの竣工は、中心となる三河エリアの基地拡充とエリアの再構築が必要との判断によるもの。最大限に有効活用し、安全で高品質な物流を提供するとともに、地元の雇用を増やせるよう力を注いでいく」と話した。  西尾市の榊原康正市長は「三河の地で変化するニーズに対応し、効率的な物流の構築で全国屈指の物流事業者に成長したと聞いている。今後はこの拠点で企業力を向上し、市の明るい未来の一助を担ってくれることを期待している」と祝辞を述べた。  立地は、名古屋市と豊橋市をつなぐ大規模バイパス、国道23号・名豊道路沿いで、西尾市が2009年8月に販売した岡島江原地区流通業務団地4区画の一角。リーマン・ショックで建設計画を延期していたが、ようやく完成にこぎ着けた。当初は昼夜2交代で120人が勤務。主力荷主の仕事を請け負っていたグループ会社の大和高速運輸(榊原正剛社長、安城市)も出張所を設け、40人体制で支援を行う。  カリツー協力会の高木正幸会長は「センター運営の成功に向け、全面的に協力していくのが協力会の務め。現場で人と人とのコミュニケーションをしっかり取り、物流品質の向上に向けてベストを尽くしたい」と話した。 【写真=全天候型のトラックステーションを備える西尾東物流センター】





本紙ピックアップ

サカイ引越、インドネシアで人材育成

 サカイ引越センターは人材確保対策の一環として、インドネシアでの人材育成に本格的に乗り出す。現地の企業と協力し、日本語教育、自動車免許の取得だけでなく、日本の文化や創業精神である「まごころ」に基づいたマナー、接遇教育にも…

全ト協、防府TSの再開検討

 全日本トラック協会(寺岡洋一会長)は、2016年3月に閉鎖された防府トラックステーション(TS、山口県防府市)の再開を検討している。休憩・休息場所の不足に悩むドライバーにとって実現が望まれるが、コストや治安の確保などの…

公取委/着荷主規制告示案、「荷待ち強要」独禁法違反

 公正取引委員会は12日、独占禁止法に基づく物流特殊指定の改正告示案を公表した。着荷主によるトラックの実運送事業者への無償の荷待ち・荷役作業の強要などを規制の対象とするため、着荷主による特定の違反行為(発荷主の利益を不当…

国交省、四日市港の計画改訂承認

 国土交通省は、効率的な物流で港の後背地の産業発展を支えるための事業を展開する工業用地の確保などを目的とした、四日市港(三重県)の港湾計画の改訂について承認した。事業内容には、貨物輸送の定時・即時性の確保に向けたアクセス…

オススメ記事

サカイ引越、インドネシアで人材育成

 サカイ引越センターは人材確保対策の一環として、インドネシアでの人材育成に本格的に乗り出す。現地の企業と協力し、日本語教育、自動車免許の取得だけでなく、日本の文化や創業精神である「まごころ」に基づいたマナー、接遇教育にも…

全ト協、防府TSの再開検討

 全日本トラック協会(寺岡洋一会長)は、2016年3月に閉鎖された防府トラックステーション(TS、山口県防府市)の再開を検討している。休憩・休息場所の不足に悩むドライバーにとって実現が望まれるが、コストや治安の確保などの…

T2・サカイ引越・ハート引越、自動運転で家財輸送実験

 T2(熊部雅友社長兼CEO=最高経営責任者、東京都千代田区)はサカイ引越センター、ハート引越センター(太田至計社長、葛飾区)は4月から、引越業界で初となる、関東―関西を自動運転トラックで家財を輸送する実験実証を東名高速…

公取委/着荷主規制告示案、「荷待ち強要」独禁法違反

 公正取引委員会は12日、独占禁止法に基づく物流特殊指定の改正告示案を公表した。着荷主によるトラックの実運送事業者への無償の荷待ち・荷役作業の強要などを規制の対象とするため、着荷主による特定の違反行為(発荷主の利益を不当…

Share via
Copy link
Powered by Social Snap