山九、最新鋭特車&大型クレーンを日本初導入
物流企業
2016/07/18 0:00
山九は12日、最新鋭の超重量物特殊車両「ユニットドーリ」(独ショエル社製)と大型クローラークレーン(リープヘル社製)の見学会を若松工場(北九州市若松区)で開いた。大型クローラークレーンで重量物の模型をつり上げ、新型車両に積載するテスト走行を披露した。 「日本初の導入」(山九広報グループ)となったユニットドーリと大型クレーンは、プラント事業の工事現場で重量物の作業に使用し、大幅なコスト削減を図っていく。 これまでのドーリの1軸の最大積載量は40トンだったが、ユニットドーリ(スプリットタイプ)は同じサイズで最大60トンを積載し、車幅を2.43メートルから5.33メートルまで伸ばせる。積載物のサイズや形状によって、従来2台必要だった作業を1.5台で行うことが可能になった。 大型クローラークレーンは、800トン級のつり上げ能力を持つ最新鋭の国内第1号機。コンパクトな車体だが、このクラスでは最長となるロングブームを有する。100メートル以上の高さや大きな作業半径に力を発揮する。(武原顕) 【写真=大型クローラークレーン】