淡路共正陸運、鳴門海峡「渦潮」世界遺産に ラップトラ製作しPR
物流企業
2016/07/14 0:00
【兵庫】淡路共正陸運(尾上昌史社長、兵庫県洲本市)は、鳴門の渦潮(うずしお)の世界遺産登録を支援するため、ラッピングトラックを製作し、PRに一役買っている。2日に洲本市で開かれた渦潮世界遺産推進フォーラムに尾上社長が出席。完成したトラックを披露した。(小菓史和) 兵庫県淡路島と徳島県鳴門市の間にある鳴門海峡では、潮の干満による激しい潮流により大きな渦潮が起きることで知られ、古くからの観光名所となっている。学術的に貴重な現象でもあるため、地元自治体や企業などでつくる兵庫・徳島「鳴門の渦潮」世界遺産登録推進協議会(尾原勉幹事長、淡路県民局長)で、世界遺産登録に向けた働き掛けを進めている。 淡路島の出身者で組織する連絡・交流団体の淡友会淡路で、尾上氏が会長を務めているほか、登録推進協議会メンバーでもあることをきっかけに、地域振興の一環として無償でラッピングトラックの製作を申し出た。 パネルバンタイプとウィングタイプの大型車2台を提供。車体用プリンターで側面と後部に鳴門の渦潮の写真をプリントし、「鳴門海峡の渦潮を世界遺産に」の文字を入れた。 尾上氏は「ラッピングトラックが全国各地を運行することで、多くの人に鳴門の渦潮を知ってもらい、世界遺産登録につながればうれしい。これからも地域振興に積極的に協力していく」と話している。 【写真=「多くの人に知ってもらい、世界遺産登録につながればうれしい」と尾上社長】