全電動式冷凍ユニット、三菱重 新モデル開発 車速影響されず温度管理
産業
2016/07/11 0:00
三菱重工業は5日、ハイブリッドトラック等の架装機器への電力供給機能を持つ、大型トラックに対応した全電動式冷凍ユニットの新モデル「TEJ100AM」を開発し、菱重コールドチェーン(安藤憲生社長、東京都千代田区)を通じて販売を開始した、と発表した。車速に影響されず安定した冷凍能力を発揮するとともに、運用コストを削減し、環境負荷低減にもつながる。 TEJ100AMは、冷凍食品やアイスクリームの輸送も可能なクラス最大級の冷凍能力を有し、電源側からの消費電力制限要求に応じて運転電力を制御するデマンド機能の搭載により、幅広い給電機能付きトラックとの組み合わせが可能。 また、独自の密閉インバーターコンプレッサーを採用したことで、安定した温度管理と省エネを実現している。更に、コンプレッサー駆動ベルト、冷媒ホース、冷媒追加チャージなどが不要で、メンテナンスコスト削減にもつながるという。(谷本博) 【写真=クラス最大級の冷凍能力】