物流ニッポン – 全国の物流情報が集まるポータルサイト

札ト協ダンプ部会、建設業協に要望 改善基準告示への理解

団体

2016/07/11 0:00

 【北海道】札幌地区トラック協会ダンプカー部会の西川明敏部会長と札ト協の本間孝一・総務部長兼業務部長、古川浩二次長は1日、建設工事などが集中する輸送繁忙期を前に札幌建設業協会(岩田圭剛会長)と空知建設業協会(砂子邦弘会長)を訪ね、改善基準告示順守への理解と協力を求める要望書を提出した。  札幌建設業協で、本間氏が「トラックドライバーの労働時間は他業種と比べて長時間傾向にあり、事故要因の一つとなっている。今後、工事が集中する時期を迎えるのに伴い、長時間運転が懸念される。建設業界でも改善基準告示への理解と協力を」と呼び掛けた。  西川氏は「ドライバーの労働時間や労働条件は営業、自家用を問わず、国土交通省の改善基準告示により定められている。しかし、一部ではまだ理解を得られていないのが実情。効率的かつ安全、確実な輸送を推進していくために、改善基準の周知を願いたい」と述べ、要望書を提出した。  札幌建設業協の志賀弘朗事務局次長は要望書を受け取り、「建設業界も運送業界同様、労働力不足の問題を抱えており、現在イメージアップに向けた情報発信などに取り組んでいる。トラック業界の現況や改善基準を会員事業者に周知して、コンプライアンス(法令順守)の徹底を図っていきたい」と応えた。  その後、空知建設業協に赴き、トラック業界の状況を同様に説明し、要望書を提出した。(北原進之輔) 【写真=札幌建設業協の岩田会長に要望書を手渡す西川部会長(左)】





本紙ピックアップ

備蓄米放出で保管料逸失、倉庫業者支援の動き

 備蓄米の放出を巡り、本来収受するはずの保管料を失った倉庫業者への支援に向けた動きが出始めている。5月28日の衆院農林水産委員会で、小泉進次郎農林水産相が「倉庫業者の現状に配慮しつつ、どのような対応が可能か省内で検討して…

丸全昭和、全トラックにAIドラレコ

 丸全昭和運輸は5月までに、グループ全社のトラック822台への高精度AI(人工知能)搭載ドライブレコーダーの装着を完了させた。6月中には社用車を含む全保有車両1500台に装着する。危険運転を検知し即警告する機能を持つもの…

全軽協と新スマート物流協、過疎地域の物流課題解決へ勉強会

 全国軽貨物協会の西田健太代表理事は5月27日、過疎地域などの物流課題の解決に向け、自治体版のCLO(物流統括管理者)の必要性を示した。物流企業からの出向者をCLOに登用し、ビジョン策定や体制構築を担ってもらう。併せて、…

マルゼングループ協組と八代丸善運輸、産業団地に第2センター

 丸善海陸運輸(古賀大輔社長、福岡県久留米市)を中核とするマルゼングループ協同組合(同代表理事)と八代丸善運輸(寺口賢社長、熊本県八代市)は1日、宮崎県えびの市のえびのインター産業団地でえびの第2物流センター(2期工事)…

オススメ記事

備蓄米放出で保管料逸失、倉庫業者支援の動き

 備蓄米の放出を巡り、本来収受するはずの保管料を失った倉庫業者への支援に向けた動きが出始めている。5月28日の衆院農林水産委員会で、小泉進次郎農林水産相が「倉庫業者の現状に配慮しつつ、どのような対応が可能か省内で検討して…

丸全昭和、全トラックにAIドラレコ

 丸全昭和運輸は5月までに、グループ全社のトラック822台への高精度AI(人工知能)搭載ドライブレコーダーの装着を完了させた。6月中には社用車を含む全保有車両1500台に装着する。危険運転を検知し即警告する機能を持つもの…

全軽協と新スマート物流協、過疎地域の物流課題解決へ勉強会

 全国軽貨物協会の西田健太代表理事は5月27日、過疎地域などの物流課題の解決に向け、自治体版のCLO(物流統括管理者)の必要性を示した。物流企業からの出向者をCLOに登用し、ビジョン策定や体制構築を担ってもらう。併せて、…

マルゼングループ協組と八代丸善運輸、産業団地に第2センター

 丸善海陸運輸(古賀大輔社長、福岡県久留米市)を中核とするマルゼングループ協同組合(同代表理事)と八代丸善運輸(寺口賢社長、熊本県八代市)は1日、宮崎県えびの市のえびのインター産業団地でえびの第2物流センター(2期工事)…

Share via
Copy link
Powered by Social Snap