ナラサキスタックス、リーチスタッカー導入 コンテナ5段積み対応
物流企業
2016/07/11 0:00
ナラサキスタックス(秋元茂樹社長、北海道苫小牧市)は4日、新たに導入したコンテナ5段積み対応のリーチスタッカー稼働に向け、崎守埠頭(室蘭市)で安全祈願祭を開いた。祈願祭には、青山剛室蘭市長も駆け付けた。室蘭港にリーチスタッカーを導入するのは初めて。 ユニキャリア製の「MR450」で、最大荷重は45トン。コンテナの5段積みに対応するほか、伸縮するブームで手前から3列目までの取り扱いができる。また、コンテナをつかむスプレッダーが回転することで、縦や斜めからの作業も可能となる。最大揚高は15.1メートルで、全長は11.45メートル。 今後は、作業員がリーチスタッカー作業に慣れるまではトップリフターを使用するが、順次、リーチスタッカーに移行する予定。 ナラサキスタックス室蘭支店の長江一男支店長は「現在使用しているトップリフターは30年近く使用し、故障によるメンテナンス費用が掛かることから、2年ほど前から導入を検討、準備を進めてきた。コンテナ作業の効率化によって、室蘭港の貨物量が少しでも増えたらうれしい」と話している。(大島杏奈) 【写真=ユニキャリア製の「MR45」で、最大荷重は45トン】