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ふそう/燃費合戦中間報告、平均燃費3.43キロ 今秋集計 上位入賞者を表彰

産業

2016/07/04 0:00

 三菱ふそうトラック・バス(マーク・リストセーヤ社長兼CEO=最高経営責任者、川崎市幸区)は6月29日、喜連川研究所(栃木県さくら市)で「燃費合戦(ねんぴグランプリ)」の中間報告を行った。全国の運送会社250社に大型トラック「スーパーグレートV2016年モデル」を貸し出し、モニターとして日常業務で使ってもらいながら、燃費を計測するもの。101社が1~6月にテストを完了し、平均燃費は1リットル当たり3.43キロだった。実施期間は9月末までで、終了後に表彰を行う。期間中にモニター運送会社から80台を新規受注した。  燃費合戦では、貸し出し用として、4軸ウィング車、3軸ウィング車、ダンプ、セミトラクタの4車種の特別仕様カラーリング車50台を用意。1社当たり4週間運行してもらい、燃費データを計測している。計測は満タン方式で日報に記載するとともに、デジタルタコグラフでも裏付けを取っている。  当初、1~6月の6カ月間で250社分のデータを取得する予定だったが、9月末まで期間を延長した。今秋にデータを集計し、地域別対抗、駆動軸別対抗、総合の上位入賞者を表彰する予定。  6月末時点の平均燃費は1リットル当たり3.43キロ。最も高かったのは、3軸ウィング車で3.94キロ、最も低かったのはトラクタの2.8キロ。テストを行った101社のうち、8割以上の85社で他社製トラックに比べて燃費が良いことを確認できた。  また、期間中に参加運送会社から計80台を新たに受注した。このうち4割が、他社車両をメインに使っている運送会社。  スーパーグレートVは2014年に発売。15年10月に燃費性能を一層向上させた16年モデルをラインアップした。  16年モデルは、AMT(オートマチック・マニュアル・トランスミッション)による動力自動遮断制御機能を装備。ニュートラル状態での惰性走行を活用することで、燃費性能を高めている。また、登り勾配での加速を制御し、燃料消費量を抑えるオートクルーズ・エコノミーコントロール機能も備える。これらの機能により、ドライバーの運転技量に左右されず、安定的にエコドライブを行えるのが特長。  同日の報告会で、三菱ふそうの大田譲営業推進部長は「燃費合戦を通じて、ユーザーと営業マンとのコミュニケーションが増え、受注につながった。また、燃費改善が経営にダイレクトに影響することを感じてもらえた。ドライバーがもっと意識すれば、燃費は更に向上する。商品開発に加え、省燃費講習などソフト面でもサポートしていきたい」と話した。(吉田英行) 【写真=運送会社250社に貸し出されている特別仕様カラーリング車】





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