自動走行/公道実証実験、夏ごろWG立ち上げ 車両要件を議論
行政
2016/07/04 0:00
国土交通省は、自動走行の公道での実証実験について、夏ごろをメドに車両側の要件などを議論するワーキンググループ(WG)を立ち上げる。提案された計画について検討し、順次実証実験につなげる。車種の制限は設けていないため、提案内容によってはトラックについて話し合われる可能性がある。 6月27日、車両安全対策検討会(鎌田実座長、東京大学大学院教授)で、打ち出された。 政府は2020年の東京五輪を見据え、17年をメドに公道で実証事業を行う方針を示している。これを踏まえ、有識者や自動車ユーザー、メーカーなどで構成する「自動走行車公道実証WG」の設置を決めた。 ドライバーによる操作を必要としないシステムに関しては、提案者の計画を車両の安全面から検討。実証実験の一般的なルールなどは対象にならない。(土屋太朗) 【写真=車両安全対策検討会で、WGの立ち上げを打ち出す】