大阪自議所、坂本会長が退任 東京と並び日本けん引
団体
2016/06/30 0:00
【大阪】大阪自動車会議所(坂本克己会長)は20日、総会を開き、事業報告と決算を承認した。任期満了に伴う役員改選で、坂本会長(77、大阪府ト ラック協会)が退任、後任に三野文男副会長(75、大阪タクシー協会)が昇格した。 坂本氏は「大阪の経済が良くなるには、自動車関連産業が上向かないといけない。東京と並んで日本全体をけん引できるよう頑張ろう。これまでの皆さんの協力に感謝している。2017年には設立70周年を迎える。新会長の下、しっかりと団結して欲しい」と述べた。 副会長には辻卓史氏(73、大阪ト協)を新任。塩川耕士副会長(61、大阪バス協会)は退任し、井波洋氏(53、同)が副会長に選ばれた。 新役員を代表し、三野氏は「大任を拝命し、身の引き締まる思い。自動車業界発展のため、役員一同で力を合わせていく。協力をお願いする」と語った。 近畿運輸局の天谷直昭局長は「坂本前会長のこれまでの貢献に敬意を表したい。今後も安全で安心な車社会の実現に向け、積極的に取り組んでいただきたい」とエールを送った。 2015年度は、交通安全や環境保全に関するPR、不正改造車排除運動、飲酒運転根絶を訴える「SDDプロジェクト」に対する後援といった公益事業を推進。共益事業として、自動車関係諸税の簡素化や軽減に関する要望活動を展開し、会員への情報提供にも努めた。 決算は、一般会計が収入2166万円、支出1567万円で、599万円を繰り越した。特別会計は、収入293万円、支出280万円で、12万円を繰り越した。(小菓史和) 【写真=前年度は交通安全や環境保全に関するPRといった公益事業を推進】