物流ニッポン – 全国の物流情報が集まるポータルサイト

共同物流サービス、第3センター本格稼働 施設集約で生産性向上

物流企業

2016/06/27 0:00

 【青森】共同物流サービス(橋本昭一社長、青森県八戸市)が八戸市北インター工業団地に建設を進めていた第3物流センターが20日、本格稼働した。同社にとって初めての自家用給油スタンド1式と、大型車両用洗車機も導入。青森全県と岩手県北エリアに向けた新たな拠点としての役割を担う。(今松大)  日用品や雑貨、加工食品を主に取り扱う常温センターとして整備。これまでは市内数カ所に倉庫を借りて対応していたが、荷主の成長に伴い手狭になっていた。分散する施設を集約し、生産性の向上を目指す。新たに従業員20人の雇用を見込んでいる。  敷地面積1万9879平方メートル、延べ床面積1万3253平方メートル、鉄骨造りの2階建てで、八戸自動車道・八戸北インターチェンジ(IC)に隣接する交通至便な場所に立地。災害発生時には、緊急物資輸送の拠点にもなる。  柱を極端に少なくする工法を用いており、2階部分と1階の移動ラックのスペースには柱が1本も無い。物が乗っている部分のみが動くエコ仕様のコンベヤーを取り入れたほか、発光ダイオード(LED)の照明を採用。環境へも配慮した。インタンクには、3週間分に相当する4万8千利リットルの燃料が備蓄可能だ。  橋本社長は「当センターの稼働を機に、お客さまと取引先の皆さまに対して、更なるサービスの向上と業務全般の効率化を図り、地域発展に寄与していきたい」と話している。 【写真=日用品や雑貨、加工食品を主に取り扱う常温センターとして整備】





本紙ピックアップ

トラック事業者/23年問題など、「割増賃金上げ」着実に対応

 いわゆる「2023年問題」とも称された、中小企業に対する月60時間超の残業分の割増賃金率引き上げ適用――。4月の施行から半年が経過しており、大多数のトラック運送事業者は着実に対応しているとみられる。一方、働き方改革関連…

四ト連、再スタート

 2019年6月の総会での会長人事を巡る見解の相違や、新型コロナウイルス禍の影響などで活動を停止していた四国トラック協会連合会が9月22日、高松市で臨時総会(役員会)を開き、事業を再開することを決めた。会長には香川県トラ…

八潮運輸、相次ぎM&A

 八潮運輸(宮地宙社長、埼玉県八潮市)は9月に2件のM&A(合併・買収)を行い、今年に入り計3件となった。累計で9件となり、年内にも10件目の可能性も出ている。また、これに伴い、グループの一体化を図る目的でホールディング…

トキコシステム、燃料在庫をクラウド管理

 燃料計量機メーカーのトキコシステムソリューションズ(渡邉希美男社長、川崎市川崎区)は来春をメドに、運送業界向けに燃料管理クラウドサービスの提供を開始する。タンクの在庫量や出荷データを遠隔管理できるシステムで、在庫切れリ…

オススメ記事

トラック事業者/23年問題など、「割増賃金上げ」着実に対応

 いわゆる「2023年問題」とも称された、中小企業に対する月60時間超の残業分の割増賃金率引き上げ適用――。4月の施行から半年が経過しており、大多数のトラック運送事業者は着実に対応しているとみられる。一方、働き方改革関連…

四ト連、再スタート

 2019年6月の総会での会長人事を巡る見解の相違や、新型コロナウイルス禍の影響などで活動を停止していた四国トラック協会連合会が9月22日、高松市で臨時総会(役員会)を開き、事業を再開することを決めた。会長には香川県トラ…

八潮運輸、相次ぎM&A

 八潮運輸(宮地宙社長、埼玉県八潮市)は9月に2件のM&A(合併・買収)を行い、今年に入り計3件となった。累計で9件となり、年内にも10件目の可能性も出ている。また、これに伴い、グループの一体化を図る目的でホールディング…

トキコシステム、燃料在庫をクラウド管理

 燃料計量機メーカーのトキコシステムソリューションズ(渡邉希美男社長、川崎市川崎区)は来春をメドに、運送業界向けに燃料管理クラウドサービスの提供を開始する。タンクの在庫量や出荷データを遠隔管理できるシステムで、在庫切れリ…

Share via
Copy link
Powered by Social Snap