物流ニッポン – 全国の物流情報が集まるポータルサイト

千ト協、会長に角田氏就任 ETC2.0活用促す

団体

2016/06/20 0:00

 【千葉】千葉県トラック協会(西郷隆好会長)は9日、総会を開き、任期満了に伴う役員改選では、西郷会長(78、安房運輸)が退任し、新会長に角田正一副会長(64、角田運送)が就任した。副会長は、栁澤隆善氏(72、高陽運輸)が退任し、斎藤政雄(64、太平洋エクスプレス)、根岸俊夫(68、根岸運輸)の両理事が就任した。  西郷氏は「会長職を4期続けたが、この間は、物流業界が抱える問題と向き合えた貴重な時間だった。今後も物流業界の地位向上と発展に向けて、会員一丸となって問題解決に努めて欲しい」と述べた。  2016年度は、新たに会員に次世代型自動料金収受システム「ETC2.0」の活用を促し、輸送ルートの適正化と大口・多頻度割引の最大割引率継続により、経営の安定化を図る。  また、大規模災害や伝染病の発生時に、関係機関からの要請に迅速に対応するため、模擬訓練を実施するとともに、備蓄品を確保する。また、トラック運送事業者と荷主企業、行政機関などが一体となり、15年度に発足した「トラック輸送における取引環境・労働時間改善千葉県協議会」で、長時間労働の現状を分析し、改善策を検討。荷主企業とトラック運送事業者との協働によるパイロット事業を実施する。  角田氏は「人は何らかの使命を持って生まれてきており、自分のすべきことは業界を改善することだと感じている。自社で整備事業を行っていたり、関東運送事業協同組合の理事長として活動したりしており、こうした経験を生かしたい。西郷会長が残した業績を引き継ぐことに加え、業界の発展につながる活動に取り組んでいく」と述べた。(高橋和平) 【写真=がっちり握手する西郷前会長と角田新会長(右)】





本紙ピックアップ

高校生提案、路線バス乗り継ぎ輸送

 物流危機を解決しようと企画した高校生のアイデアが、路線バスの乗り継ぎによる荷物輸送として具体化した。「2024年問題」に関心を持つ広島県瀬戸内高校の生徒が、貨客混載について中国運輸局に相談したのがきっかけ。産学官連携に…

「特車通行」方向性、確認制度で原則自動化

 国土交通省は、特殊車両通行制度について、一般的制限値を超える申請などを除き、全て特車確認制度による自動化を進めていく。道路管理者の負担を減らす。7日の社会資本整備審議会道路分科会の基本政策部会(石田東生部会長、筑波大学…

国交省/宅配便の受け渡し多様化促進、標準約款に「置き配」

 国土交通省は宅配便の多様な受け渡し方法の普及を図るため、標準宅配便運送約款を見直す。2026年度をメドに、「置き配」や宅配ボックスでの受け渡しを明記する。新たに取り組むトラック運送事業者が個別に認可を取る必要がなくなる…

イズミ物流、外国人運転者を積極採用

 ダイセーグループのイズミ物流(平川信社長、東京都千代田区)は、外国人材の採用に早い時期から目を向けてきた。採用準備をいち早く始めたことも功を奏し、外国人ドライバーCrew(クルー)は10月28日時点で11人を雇用。また…

オススメ記事

高校生提案、路線バス乗り継ぎ輸送

 物流危機を解決しようと企画した高校生のアイデアが、路線バスの乗り継ぎによる荷物輸送として具体化した。「2024年問題」に関心を持つ広島県瀬戸内高校の生徒が、貨客混載について中国運輸局に相談したのがきっかけ。産学官連携に…

「特車通行」方向性、確認制度で原則自動化

 国土交通省は、特殊車両通行制度について、一般的制限値を超える申請などを除き、全て特車確認制度による自動化を進めていく。道路管理者の負担を減らす。7日の社会資本整備審議会道路分科会の基本政策部会(石田東生部会長、筑波大学…

国交省/宅配便の受け渡し多様化促進、標準約款に「置き配」

 国土交通省は宅配便の多様な受け渡し方法の普及を図るため、標準宅配便運送約款を見直す。2026年度をメドに、「置き配」や宅配ボックスでの受け渡しを明記する。新たに取り組むトラック運送事業者が個別に認可を取る必要がなくなる…

イズミ物流、外国人運転者を積極採用

 ダイセーグループのイズミ物流(平川信社長、東京都千代田区)は、外国人材の採用に早い時期から目を向けてきた。採用準備をいち早く始めたことも功を奏し、外国人ドライバーCrew(クルー)は10月28日時点で11人を雇用。また…

Share via
Copy link
Powered by Social Snap