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臼真倉庫、穀物保管需要に対応 大谷第2倉庫が完成

物流企業

2016/06/16 0:00

 【宮城】臼真倉庫(臼井真人社長、宮城県気仙沼市)の大谷インター第2倉庫が5月中旬に完成し、稼働準備を進めている。東日本大震災で被災した旧本社倉庫の代替施設の2棟目で、近い時期に3棟目の倉庫も着工する。  第2倉庫は平屋建ての定温倉庫で、保管面積は千平方メートル。コメや大豆など穀物の保管需要に対応する。2013年に完成した第1倉庫に並ぶ形で建設。庫内は4室に仕切られ、コメの保管では約2千トンの収容能力がある。  大谷インター倉庫営業所は、気仙沼港地区(潮見町)にあった本社倉庫の代替地として、山沿いの気仙沼市本吉町石川原地区に用地(面積3600平方メートル)を確保。グループ補助金を活用し、3期工事に分けて倉庫の復旧を目指した。  13年には平屋建ての定温倉庫(保管面積1050平方メートル)を建て、今回、2棟目が完成。3棟目は常温倉庫(500平方メートル)を建設する計画で、現在、施設の建築確認を申請している。第3倉庫が完成すれば、被災した全スペース分の保管面積に戻り、完全復旧となる。(黒田秀男) 【写真=コメの保管では約2千トンの収容能力がある】





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