物流ニッポン – 全国の物流情報が集まるポータルサイト

臼真倉庫、穀物保管需要に対応 大谷第2倉庫が完成

物流企業

2016/06/16 0:00

 【宮城】臼真倉庫(臼井真人社長、宮城県気仙沼市)の大谷インター第2倉庫が5月中旬に完成し、稼働準備を進めている。東日本大震災で被災した旧本社倉庫の代替施設の2棟目で、近い時期に3棟目の倉庫も着工する。  第2倉庫は平屋建ての定温倉庫で、保管面積は千平方メートル。コメや大豆など穀物の保管需要に対応する。2013年に完成した第1倉庫に並ぶ形で建設。庫内は4室に仕切られ、コメの保管では約2千トンの収容能力がある。  大谷インター倉庫営業所は、気仙沼港地区(潮見町)にあった本社倉庫の代替地として、山沿いの気仙沼市本吉町石川原地区に用地(面積3600平方メートル)を確保。グループ補助金を活用し、3期工事に分けて倉庫の復旧を目指した。  13年には平屋建ての定温倉庫(保管面積1050平方メートル)を建て、今回、2棟目が完成。3棟目は常温倉庫(500平方メートル)を建設する計画で、現在、施設の建築確認を申請している。第3倉庫が完成すれば、被災した全スペース分の保管面積に戻り、完全復旧となる。(黒田秀男) 【写真=コメの保管では約2千トンの収容能力がある】





本紙ピックアップ

中企庁業種別調査/価格転嫁に応じてない企業、トラック元請け最下位

 価格転嫁に応じていない企業の割合で、元請けのトラック運送事業者が業種別の最下位――。中小企業庁が11月28日に発表した、中小事業者と親事業者との価格交渉に関する調査で明らかになった。価格転嫁の実施状況のうち発注者側の業…

フォースバレーコンシェルジュ/特定技能利用、ハイレベル人材に注力

 フォースバレー・コンシェルジュ(柴崎洋平社長、東京都千代田区)は、特定技能制度を利用した外国人採用支援サービスを手掛けている。ハイレベル人材の受け入れに注力することで、就労後の定着率を高める。物流業界向けには、現地の教…

岩手雪運、花巻に物流センター

 岩手雪運(髙橋伸光社長、岩手県花巻市)は、花巻市が整備を進める花南産業団地(同市)に物流センターを新設する。新拠点に本社機能と近隣の物流センターを移転・集約させ、保税・通関機能を含む輸出入貨物の一貫体制を構築する。20…

弥生京極社、中継輸送が軌道に 運転者の労働時間短縮

 弥生京極社(佐佐木陽太社長、横浜市鶴見区)では、「2024年問題」対策として他社と連携して始めたガラス製品の中継輸送が軌道に乗っている。茨城―岡山は3年目、茨城―兵庫も2年目に入り、おおむね毎日稼働してドライバーの労働…

オススメ記事

中企庁業種別調査/価格転嫁に応じてない企業、トラック元請け最下位

 価格転嫁に応じていない企業の割合で、元請けのトラック運送事業者が業種別の最下位――。中小企業庁が11月28日に発表した、中小事業者と親事業者との価格交渉に関する調査で明らかになった。価格転嫁の実施状況のうち発注者側の業…

フォースバレーコンシェルジュ/特定技能利用、ハイレベル人材に注力

 フォースバレー・コンシェルジュ(柴崎洋平社長、東京都千代田区)は、特定技能制度を利用した外国人採用支援サービスを手掛けている。ハイレベル人材の受け入れに注力することで、就労後の定着率を高める。物流業界向けには、現地の教…

岩手雪運、花巻に物流センター

 岩手雪運(髙橋伸光社長、岩手県花巻市)は、花巻市が整備を進める花南産業団地(同市)に物流センターを新設する。新拠点に本社機能と近隣の物流センターを移転・集約させ、保税・通関機能を含む輸出入貨物の一貫体制を構築する。20…

弥生京極社、中継輸送が軌道に 運転者の労働時間短縮

 弥生京極社(佐佐木陽太社長、横浜市鶴見区)では、「2024年問題」対策として他社と連携して始めたガラス製品の中継輸送が軌道に乗っている。茨城―岡山は3年目、茨城―兵庫も2年目に入り、おおむね毎日稼働してドライバーの労働…

Share via
Copy link
Powered by Social Snap