物流ニッポン – 全国の物流情報が集まるポータルサイト

日冷倉協、トラック待機時間 解消策検討へ新部会

団体

2016/06/13 0:00

 日本冷蔵倉庫協会(細見典男会長)は2016年度、冷蔵倉庫でのトラック待機時間の解消策を検討する部会を立ち上げる。首都圏の会員事業者が中心となり、7月にも初会合を開く。  7日、総会を開き、15年度の事業報告などを了承。新部会の発足なども報告された。  細見会長は「高騰する電力料金への対応、フロン冷媒の問題、施設の老朽化といった課題に今年度も取り組んでいきたい。特に、今年度で期限切れとなる自然冷媒機器の普及促進に対する補助事業の延長と補助金の増額を目指し、全力で要望していく」とあいさつ。続いて、昨年度の事業報告や決算の承認に加え、新たに6人の理事を選出した。  また、報告事項として、今年度の新部会の立ち上げなどを盛り込んだ事業計画を説明。新部会は、冷蔵倉庫での荷待ち時間削減やバースの回転率向上を目指し、対策を検討する。輸送拠点の併設や予約システムの導入で輸送効率化を促す、改正物流総合効率化法(物効法)への対応も探る。  この他、業界功労者として、白井冷蔵(白井宏明社長、静岡市葵区)の白井幸徳会長ら3人を表彰。更に、春の叙勲で旭日双光章を受章した長和夫氏(元北陸冷蔵社長)にも賞状を贈った。(土屋太朗) 【写真=「自然冷媒機器の補助事業の延長と補助金増額を目指す」と細見会長】





本紙ピックアップ

あらた、物流機能を維持・強化

 化粧品・日用品・家庭用品・ペット用品などの卸売業を展開しているあらたは、成長戦略に不可欠なファクターである物流機能の維持・強化を図る。生産性向上や省人化・省力化の取り組みにギアを入れるとともに、新たな物流センターを開設…

公取委、フリート8社を強制調査

 公正取引委員会は10日、東京都内のトラック運送事業者など法人向け軽油の販売価格に関してカルテルを結んだ疑いがあるとして、ENEOSウイング(大石和宏社長、名古屋市中区)など軽油販売(フリート)事業者8社に対し、独占禁止…

中企庁、中小むけ支援策強化

 中小企業庁は9日、過去最大となった2025年度の最低賃金引き上げに対応する中小企業・小規模事業者を後押しするため、新たな対応策も含めた支援策を公表した。従来の取り組みに加え、IT導入補助金、省力化投資補助金(一般型)な…

双葉運輸、鳥取・米子に第2センター

 双葉運輸(長谷川忠宏社長、広島市西区)は米子第2物流センター(鳥取県米子市)を新設し、9月上旬から段階的に稼働を始めた。同社の物流拠点として最大規模で、山陰地方では2カ所目となる。地域のニーズを捉えながら、荷主の物流効…

Share via
Copy link
Powered by Social Snap