大信運送、交流イベントに610人 養護施設の児童招く
物流企業
2016/06/02 0:00
【三重】大信運送(大西重美社長、三重県松阪市)は5月22日、同市の松名瀬海岸で交流イベントを開催した。従業員と家族、協力会社、荷主企業などから610人が参加。今回初めて児童養護施設「聖の家」(多気町)の児童14人を招待し、魚を手づかみで捕る楯たて干ぼしやバーベキュー、ゲームなどで楽しませた。 社員を代表し、第一事業所の米田喜昭所長が「当イベントは6回目で、2015年は雨模様だったが、今年は好天に恵まれた。思う存分羽根を伸ばして、日頃の疲れを取っていただきたい。仕事上では電話連絡の相手とも直接顔を合わせ、コミュニケーションを深めて欲しい」とあいさつ。 楯干用の魚はハマチ120尾、タイ120尾、アジ200尾など、合わせて540尾で、バーベキューには牛肉80キログラム、焼きそば480食を用意。炭火で食材を焼くテント前は長蛇の列ができた。また、輪投げ、スーパーボールすくい、スイカ割りゲームも行われ、子供たちは歓声を上げながら、楽しんでいた。 大西社長は「家族と参加した協力会社や荷主も多く、今回はたくさんの子供が来てくれた。少子高齢化が進んでいる昨今、子供たちの笑顔を見るのが何より楽しい。運送会社の仕事に興味を持ってくれたら、更にうれしい」と述べた。 更に「以前は親がいないとか、家庭が貧困の子供たちが多かったが、最近では親の虐待で施設に入る子が増えており、あまりに気の毒で心を痛めていた。日頃のつらさを忘れ、一日楽しんでもらえたら」と話した。(星野誠) 【写真=スーパーボールすくいなどが行われる】