福島ト協連、除染土壌輸送に対応 復興支援協組と連携強化
団体
2016/05/30 0:00
【福島】福島県トラック運送事業協同組合連合会(渡辺泰夫会長)は24日開いた総会で、WebKITの利用促進による輸送効率化と情報共有化に努め、共同事業の活性化を図っていくことを申し合わせた。 併せて、原発事故による除染土壌の中間貯蔵施設への搬入業務に関して、緑ナンバートラックの受け入れ窓口として2015年10月、福島県トラック協会(渡辺会長)が中心になって設立した福島復興支援輸送協同組合(同理事長)との連携を強化して輸送需要に対応していく方針を示した。 渡辺会長は「協会と復興支援協組は一体だ。中間貯蔵施設への搬入業務にしっかりと対応し、福島の再生に尽力していきたい。連合会としても全面的に支援していこう」と連携強化を求めた。 また、復興支援協組の今後の取り組みに触れ、輸送品目を建設資材だけでなく除染土壌、廃棄物などにも拡大。更に、参加希望事業所の加入を進め、組織を拡大する考えを示した。 事業計画として①共同事業の拡大(WebKIT利用促進、燃料共同購買の拡大)②中間貯蔵施設への(建材及び除染廃棄物)輸送に関する調査研究③教育研修事業の推進――などを掲げた。 会員数は6協組。予算は340万円。(富田久男) 【写真=WebKITの利用促進による輸送効率化と情報共有化に努める】