コクヨ系、愛知・小牧に物流拠点 来月稼働小口・少量化へ対応
荷主
2016/05/30 0:00
コクヨは23日、グループのコクヨサプライロジスティクス(山村隆社長、大阪市東成区)が開設準備を進めていた新中部IDC(仮称、愛知県小牧市)を6月6日から順次稼働させる、と発表した。カウネット(高橋健一郎社長、東京都大田区)の物流機能を集約・統合し、グループ全体の物流効率の改善と取り扱いアイテムの増加、配送サービスの拡充を図る。 鉄骨造り3階建てで、延べ床面積は2万6500平方メートル。名神高速道路・小牧インターチェンジ(IC)と名古屋高速道路・小牧北ICからそれぞれ1.5キロと、交通アクセスに優れている。 小口・少量化する顧客の注文形態に対応したピッキング方式とシステムを初めて採用。これまで培ったノウハウと組み合わせて活用することで、作業効率化と、労働力不足に対応した省力化を実現する。一部のピッキングシステムは自社で構築し、コスト削減につなげる。 倉庫スペースの拡充により取扱品目数が増加、中部地区における1日当たりの配送可能件数は倍増する。これまで愛知県のみだった対応エリアに、三重、岐阜、福井、石川、富山、長野、静岡の各県が加わり、関東、関西エリアを含めた物流拠点における輸配送の最適化を図る。(小菓史和) 【写真=カウネットの物流機能を集約・統合】