物流ニッポン – 全国の物流情報が集まるポータルサイト

北部九州自動車メーカー4社、地場調達率70%目指す 効率的な供給網構築を

産業

2016/05/26 0:00

 トヨタ自動車九州(金子達也社長、福岡県宮若市)、日産自動車九州(荒井孝文社長、苅田町)など、北部九州で自動車生産を担うメーカー4社の2015年度における自動車部品の地場調達率は、前の年度と同じ65%と伸び悩んだが、16年度は70%を目指す。19日、北九州市で催された北部九州自動車産業アジア先進拠点推進会議(小川洋会長、福岡県知事)で明らかになった。(武原顕)  北部九州の自動車生産台数(15年度)は132万2千台と過去3番目で、全国シェアは1ポイント増の17%まで上昇。新技術を駆使した環境対応車や次世代自動車の開発生産拠点を形成する中、効率的なサプライチェーン(供給網)の構築を図る。  フォーラムでは金子社長、荒井社長、日産車体九州(苅田町)の羽田野渡常務工場長、ダイハツ九州(大分県中津市)の近藤裕一専務の4人が、今後の生産計画や物流効率化、地域との共生などの取り組みを説明した。  荒井氏が「全ての部品を近接地の九州から調達するのがベスト」と強調、地場調達率の向上を目指す考えを示した。また、日本通運と連携して、日韓両国のナンバープレートを1台のシャシーに取り付けるダブルナンバー方式を紹介し、「リードタイムを40日から6日に短縮できた」とその成果を披露した。  続いて、金子氏は「チーム九州の力を結集し『世界のお手本工場』を目指す。九州で地場調達の基盤強化を進める」との方針を説明。熊本地震に関し、「今後も災害はあり得る。サプライチェーンを含め、企業にはより高いレベルの対応が必要」と話した。  小川知事も「自動車産業は九州の基幹産業で、ようやく震災前の水準に戻りつつある。九州の力を結集し、年間生産台数180万台、地場調達率70%を目指して頑張ろう」と呼び掛けた。 【写真=(左から)小川知事、日産自動車九州・荒井社長、トヨタ自動車九州・金子社長ら】





本紙ピックアップ

特別国会開会「軽油暫定税率」、廃止先送りの可能性

 衆院選を受けた第221回特別国会が18日に開会した。高市早苗首相による施政方針演説、代表質問を経て、2026年度予算案の審議に入る。全党・会派が25年度内の廃止で合意している軽油引取税の暫定税率に関しては、税制改正関連…

全国花き物流協が発足、「共同輸送」などPT展開

 花き物流の効率化に向けた全国組織が17日、発足した。共同輸送や中継輸送に関するプロジェクトチーム(PT)を立ち上げ、4月以降に取り組みを本格化させる。ドライバー不足や積載効率の低下、物量変動への対応といった課題解消へ、…

中国5県取引労働改善協、物流維持へ課題共有

 中国運輸局は16日、これまで各県で行っていたトラック輸送における取引環境・労働時間改善協議会を中国5県合同で開き、それぞれの取り組みや課題などを共有した。管轄エリア合同で実施するのは全国初で、協議会の発足から10年の節…

西濃運輸、名古屋北支店が竣工

 西濃運輸(高橋智社長、岐阜県大垣市)は17日、名古屋北支店(愛知県清須市)を竣工させた。延べ床面積2万7千平方㍍の倉庫を擁する大型物流施設で、保管から配送までをワンストップで行う「ロジ・トランス」の新拠点となる。24日…

オススメ記事

特別国会開会「軽油暫定税率」、廃止先送りの可能性

 衆院選を受けた第221回特別国会が18日に開会した。高市早苗首相による施政方針演説、代表質問を経て、2026年度予算案の審議に入る。全党・会派が25年度内の廃止で合意している軽油引取税の暫定税率に関しては、税制改正関連…

全国花き物流協が発足、「共同輸送」などPT展開

 花き物流の効率化に向けた全国組織が17日、発足した。共同輸送や中継輸送に関するプロジェクトチーム(PT)を立ち上げ、4月以降に取り組みを本格化させる。ドライバー不足や積載効率の低下、物量変動への対応といった課題解消へ、…

中国5県取引労働改善協、物流維持へ課題共有

 中国運輸局は16日、これまで各県で行っていたトラック輸送における取引環境・労働時間改善協議会を中国5県合同で開き、それぞれの取り組みや課題などを共有した。管轄エリア合同で実施するのは全国初で、協議会の発足から10年の節…

西濃運輸、名古屋北支店が竣工

 西濃運輸(高橋智社長、岐阜県大垣市)は17日、名古屋北支店(愛知県清須市)を竣工させた。延べ床面積2万7千平方㍍の倉庫を擁する大型物流施設で、保管から配送までをワンストップで行う「ロジ・トランス」の新拠点となる。24日…

Share via
Copy link
Powered by Social Snap