福井ト協、高校へ反射材寄贈 自転車の安全確保
団体
2016/05/23 0:00
【福井】福井県トラック協会(清水則明会長)は12日、県立科学技術高校(福井市)に自転車用反射材480個を寄贈した。反射材は自転車通学の生徒全員に配布し、交通事故防止に活用する。 科学技術高は全国有数の自転車競技強豪校で、自転車通学する生徒も多いことから、同日、県内で初めて「自転車の安全利用促進モデル校」に指定された。福井南警察署の江戸義朗署長が同校の佐々木克己教頭に指定書を手渡し、福井ト協の中山武専務が、生徒代表で3年生の高溝裕貴さんに反射材を贈った。 反射材は夜間、前後左右どの方向からライトが当たっても視認性が高い最新型。全校生徒529人中、自転車で通学する480人全員に配られる。高溝さんは「福井ト協の厚意に深く感謝したい。反射材を事故防止に役立てるとともに、我々生徒も交通ルール順守に努めたい」と強調。 中山氏も「トラックと自転車の事故は、重大事故になる恐れがある。当協会では、子供と高齢者の事故防止活動を進めているが、自転車の安全確保にも取り組みたい。科学技術高は卒業後、就職する生徒が多いと聞いた。反射材寄贈を契機にパイプをつくり、将来の労働力確保につなげたい」と話した。(星野誠) 【写真=生徒代表に反射材を手渡す中山専務(左)】