滋倉協、浅野会長が2期目 基本方針「生まれ変わる」
団体
2016/05/23 0:00
滋賀県倉庫協会(浅野邦彦会長)は13日、総会を開き、事業計画と予算案などを承認した。任期満了に伴う役員改選では、正副会長の留任を決定。浅野会長(54、浅野運輸倉庫)は2期目の基本方針に「生まれ変わる倉庫協会」を掲げ、事務局体制や組織の改変、全員参加型の運営に努めながら、最終目標である「持続可能な協会」の創造を目指す方針を示した。 2015年度末における貨物動向は、月平均で入庫高数量36万8千トン(前の年度比5.5%増)、出庫高数量が39万3千トン(5.1%増)。保管残高数量は68万1千トン(0.2%減)で、金額ベースでは、1198億円(1.8%増)。所管面積は会員の倉庫新設により前の年度に比べ3万2876平方メートル増加し、80万2559平方メートルとなった。 16年度は事務所移転に向け、情報収集を行う。6月1日付で、中森正己・前近畿運輸局総務部次長(58)が新事務局長に就任し、事務局体制をより強固なものにする。 また、若年労働者不足対策の一環として行っている倉庫見学会を継続し、新卒採用をバックアップ。日本倉庫協会や近隣府県の倉庫協会などとの連携も強める。 予算3029万円。 浅野氏は「1期目は『開かれた倉庫協会』をスローガンに、高校就職担当教員向けの倉庫見学会、会費見直し、京滋冷凍倉庫協会との合同研修、宮城県倉庫協会と共催の海外視察研修旅行など新しい取り組みにチャレンジした」と振り返った。 その上で、「更に『進化』『深化』させ、内容の充実と機能強化を図る。事務局体制については、初めて近運局出身者を迎えるとともに、事務所も移転し、集いの場としての利便性を高めていく。未来志向で歩みを進めるので、協力をお願いしたい」と呼び掛けた。(落合涼二) 【写真=2期目の基本方針を披露する浅野会長(中央)】