陸災防岩手支部/リフト講習 陸自駐屯地で開催
団体
2016/05/19 0:00
【岩手】陸災防岩手県支部(高橋嘉信支部長)は7、8の両日、陸上自衛隊岩手駐屯地(滝沢市)でフォークリフト運転技能講習を開いた。同駐屯地に勤務する隊員の資格取得を支援する目的で、内部の任意団体の曹友会が企画。大型特殊自動車免許の所有者を対象に、合計11時間(学科7、実技4)のコースを実施した。 自衛隊退職後の再就職の選択肢を広げるため、資格取得に前向きな隊員が多く、同支部が要請を受けて開講。2015年5、8の両月に続き、今回が3回目の講習会となった。 ゴールデンウィークの休日を返上して、20~50代の幅広い年齢層が受講。岩手山を望む快晴の天気の下で行われた8日の実技では、4グループに分かれて講師の話に耳を傾け、真剣な表情で荷役作業の基本を学んだ。講習後の修了試験の合格者には、資格証を交付。重さ1トン以上のフォークの運転業務に従事することが可能になった。 岩渕健二事務局長は「自衛隊の皆さんはいつも規律正しく臨んでくれる。本当に資格が欲しいという意気込みが真摯(しんし)に伝わってくる。運送事業と同様、縁の下の力持ちとして、一般市民から感謝されている立場。今後、どこかで一緒に働く機会があればうれしい」と話した。(今松大) 【写真=実技でフォークリフト操作を練習する自衛隊員】