白石倉庫、本社近くに第2営業所 一部で賃貸業務開始
物流企業
2016/05/19 0:00
白石倉庫(太宰栄一社長、宮城県白石市)は、本社隣接地にテナント用施設、白石インター第2営業所(仮称)を開設し、一部のスペースで賃貸業務を開始している。 新営業所は本社に隣接し、国道4号から入る東北自動車道・白石インターチェンジ(IC)の入り口エリアに立地する。旧アパレルメーカーの工場と事務所棟を3月に確保、改修工事などを行い、テナント用に貸し出す。敷地面積は2万4540平方メートルあり、中央部に平屋建ての保管庫(旧工場=床面積2800平方メートル)と2階建て事務所棟(延べ床面積1120平方メートル)が縦列に並ぶ。既に、建物の南側の平地は、自動車メーカーが内陸配送拠点のモータープールとして利用しており、4月から完成車を運び入れている。北側の平地もトラック運送事業者が借り受け、車庫用地と洗車場、自家給油所として活用する。現在、給油所設備の工事などを行っている。 保管庫は2区画に分けて貸し出し、ニーズに応じて改修工事を進める。また、事務所も、モダンで展示場にも使える広いスペースなどをアピールし、テナントを募集していく。太宰社長は「ICに近い立地を生かし、施設の有効活用を図りたい。スペースに余裕があるので、積極的にテナントを呼び込みたい。保管庫の需要にもよるが、空いた場合には自社の営業倉庫として活用する」と話している。(黒田秀男) 【写真=建物の南側の平地は、自動車メーカーが内陸配送拠点のモータープールとして利用】