YCT /18年度までに シャシー60台代替
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2016/05/16 0:00
【神奈川】横浜シャーシターミナル協同組合(YCT、高橋義幸理事長)は2018年度までに、トレーラシャシー60台を新車に代替する。協組設立30周年記念事業の一環で、利用料金の引き下げも視野に入れる。 YCTは861台のシャシーを保有し、組合員10社が共同利用している。シャシーは、組合員の要望やYCTの整備担当者の意見を聞いて最も利用しやすい車種を選んだ。組合員が日常的に使用する新シャシーに入れ替え、利用率を高めることで料金を引き下げ、組合員各社のコスト削減と経営基盤強化を図るのが狙い。 16年度は第1段階として6千万円を投資し、既に20台を発注。5月中にも納車される予定だ。3年間の投資額は計2億円。 城所和也事務局長は「シャシーが足りないため、組合員が仕事を取れない――ということが絶対起こらないようにしたい。組合員を一層強い企業にする手伝いをしていく」と話している。 このほか、30周年記念事業として、12月をメドに記念誌を作成する。理事長あいさつや30年の歩みを収録し、関係各方面に配布する予定。カラー写真を多く取り入れ、役員の写真も顔だけでなく全身を入れるなど、ビジュアル面にこだわった誌面とする。 YCTは1986年4月、海上コンテナ輸送事業者10社で設立。立て掛け式シャシー共同駐車設備や整備工場、給油所、尿素水スタンドを持つ。シャシー共同利用のほか、トラクタヘッド共同購入・リース、ETC(自動料金収受システム)共同精算事業などを手掛けている。(吉田英行) 【写真=10社が共同利用する立て掛け式駐車設備】