挾間物流サービス、セブン店舗むけ 輸送量 地震前までに回復
物流企業
2016/05/02 0:00
【大分】挾間物流サービス(佐藤治夫社長、大分県由布市)は4月21日まで、大分県内のセブンイレブン店舗への食品配送を熊本地震発生前の輸送量に回復させた。 同社は、宇佐、中、日田市を除く県内エリアの店舗配送を担っており、14日の地震発生後は、大分自動車道・玖珠IC(インターチェンジ)─湯布院IC(上下線)の通行止めの影響で、福岡県から大分県への商品供給に遅れが生じていた。 その対策として、県内配送向けの車両を通常の3倍に増やし、大分県内の店舗配送の輸送時間を短縮する緊急輸送体制を敷いた。高速道路の一部区間の通行止め解除に伴い、通常の運行体制に戻した。 同社は、国土交通省の広域物資拠点施設整備事業に伴う施設として、本社敷地に自然災害などの非常用専用の発電施設、通信設備を備え、県の緊急物資輸送に協力できる体制を整えている。国や県からの要請を受けた場合、本社センターで支援物資を保管、仕分けする。