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須賀川東部運送、新卒採用&人材育成 中計策定 攻めの経営

物流企業

2016/05/02 0:00

 【福島】須賀川東部運送(吉田雅弘社長、福島県須賀川市)は4月24日、経営計画発表大会を開き、2016年度の活動方針や営業戦略、設備投資計画などを発表して目標達成に全力で取り組むことを誓った。併せて、今後3年間の中期経営計画を示し、新卒者の積極的な採用と人材育成の強化、協力会社との連携強化及びM&A(合併・買収)などに取り組む考えを示した。  将来ビジョンとして「収益性のある持続的で安定した経営基盤の確立」を大きな目標に掲げる。その達成に向け、今年度から18年度までの中期計画を策定。重点課題として、①採用とプロフェッショナル人材の育成②営業力の強化③人事制度の改革④生産性の改善⑤運送、倉庫ネットワークの拡充――などに力を注いでいく。  具体的には、事業分担比率について、現行の一般70%対冷凍30%を18年度までには55対45に改善し、冷凍輸送、保管及び流通加工に特化したサービスや施設整備を進める。また、高校や専門学校、大学新卒の定期採用に加え、リーダー育成のための教育研修拡充(専門講師による指導強化)により、物流効率化の企画提案や営業力の強化を図っていく。  更に、品質管理の国際規格ISO9001と環境管理の14001を通じて経営の仕組みを改善するほか、道路交通安全の39001を導入する。  吉田社長は「人材育成、教育に時間と資金を投資して『攻めの経営』を積極的に展開していく。新規取引に加え、新たなサービスを提供し、高い生産性を確保しなければならない。変化を求め、発展する企業を目指そう」と訓示し、結束強化を求めた。  今年度は、コミュニケーションの活発化、物流品質アップと生産性の確保、人材育成を活動指針に掲げる。また設備計画として、冷凍倉庫の活用促進とドライ倉庫の拡充、新車への積極的な代替、車両への安全対策機器の導入促進などを進める。  発表会では、目標達成に向けた役職員の決意を表明。また、一般運送や冷凍輸送など、部門別の活動計画や業務改善策、責任者の思いなどを発表して目標に全力で取り組む姿勢を示した。(富田久男) 【写真=目標達成に向けた決意を表明(右端が吉田社長)】





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