物流ニッポン – 全国の物流情報が集まるポータルサイト

ドローン、「宅配の代替になる」 国際展 千葉市長が構想説明

産業

2016/04/28 0:00

 日本能率協会(山口範雄会長)主催の国際ドローン展が20~22日、幕張メッセで開催された。22日には、千葉市の熊谷俊人市長が国家戦略特区の幕張新都心(美浜区)で取り組んでいるドローン(小型無人機)宅配の構想について説明し、実証実験の概要を報告した。  ドローン宅配は、内閣府、民間企業などと共同で、都心部での活用モデルの構築を目指しており、11日には技術・制度面の課題解決に向けた検討と実証実験がスタートしている。  幕張新都心の最新動向について、熊谷氏は「最後の大型開発である若葉住宅地区(仮称)の整備がスタートし、19年から段階的に4500戸、1万人が住むことになる」と説明。その上で、若葉住宅地区は、もともと電線などの障害物が無く、ドローン活用にうってつけの環境であることを強調した。  また、「新たに整備される複数の高層住宅で構想が実現すれば、労働人口が減少し続ける中、物流事業者にとっては宅配便の代替となる」と指摘。医薬品の宅配などを視野に「子育て世代、高齢者のライフスタイルを変えるべく、チャレンジしていく」と力を込めた。  更に、11日に行ったデモフライトの様子を紹介した。特に、マンション屋上までの垂直飛行は「世界でも例が無いのではないか」と言及し、「実現には住民の理解が大事なので、 (東京圏国家戦略特別区域会議の下に設置した千葉市ドローン宅配等分科会の)技術検討会に参加してもらうことも考えている」と述べた。  19年の実用化に向けては、安全性や周辺のプライバシー保護、騒音といった課題が山積するが、市としては「必要な法制度の整備に取り組む」姿勢を示した。  更に、「ドローンのビジネス化を支援するとともに、将来的には関連産業を市に誘致したい。企業立地促進の補助制度の対象に、新たにドローン関連産業も追加しており、実証実験との相乗効果を図っていく」とした。(田中信也) 【写真=「ドローンのビジネス化を支援する」と熊谷市長】





本紙ピックアップ

取適法施行、物流取引への影響大きく

 1日に中小受託取引適正化法(取適法)が施行された。従来の下請代金支払遅延等防止法(下請法)から名称を改めるとともに、発注者に対する規制を抜本的に強化する。また、新たに運送委託契約を規制対象に追加したほか、関係省庁連携に…

軽油補助金上げで運賃値引き

 国土交通省、中小企業庁、公正取引委員会は、軽油の補助金(燃油価格激変緩和措置)引き上げに伴う燃料価格下落時のトラック運送業の適正取引の徹底について、荷主関係団体、全日本トラック協会(寺岡洋一会長)を通じ、荷主や元請運送…

与党税制改正大綱、環境性能割を廃止

 自民党、日本維新の会は2025年12月19日、26年度与党税制改正大綱を取りまとめた。自動車関係諸税に関しては、取得時に課せられる自動車税などの環境性能割を3月31日に廃止。自動車重量税のエコカー減税については、燃費基…

ブリヂストン物流、共同物流協3月立ち上げ

 ブリヂストン物流(三好由浩社長、東京都小平市)は3月にタイヤ共同物流協議会を立ち上げる。まずは国内のタイヤメーカーに参加を呼び掛けており、共同輸送や共同保管を推進する母体として機能させる構想。物流の共同化はこれまでも局…

Share via
Copy link
Powered by Social Snap