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大阪貨健保、指定組合回避を報告 厳しい運営 理解求める

団体

2016/04/28 0:00

 【大阪】大阪府貨物運送健康保険組合(井上泰旭理事長)は14日、組合会を開き、2015年度の決算見込みについて、法定準備金が基準を下回る指定組合を回避できることを報告した。  2月の組合会では、16年度予算に関連し、高齢者医療制度に対する納付金と拠出金の精算による戻りが予想を上回ったことから、予定していた一般保険料率の引き上げを行わないことを決定。15年度決算についても、法定準備金を100%確保した上で、黒字となる予想が示されていた。  井上理事長は「高齢者医療への支援金や納付金による負担が過重であることに変わりはなく、保険給付費も年々増加している」と述べ、厳しい運営が続くことへの理解を求めた。  また、社会保障と税の共通番号(マイナンバー)制度に対応するため、新たに「情報セキュリティー基本方針」を策定。これに合わせ、運用の基本となる諸規定を一部変更するとともに、新たに「システム等運用管理規定」「機密文書管理規定」を新設した。  任期満了に伴う組合会議員の改選日程も確認。互選議員の選挙日と選定議員の選出期限を5月26日に設定した。6月1日の新議員による組合会で理事を選出した後、正副理事長を選ぶ。(小菓史和) 【写真=任期満了に伴う組合会議員の改選日程を確認】





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