仙台塩釜港、釜山との直通航路開設 週1便 利便性向上
行政
2016/04/28 0:00
仙台塩釜港(仙台港区)と韓国の釜山港をダイレクトに結ぶ新航路が開設され、12日から運航が始まった=写真。船社は興亜海運(韓国)、週1便の運航で、仙台港には毎週火曜日に寄港し、釜山港は土曜日となる。19日には、仙台国際貿易港整備利用促進協議会(鎌田宏会長)による歓迎セレモニーが行われた。 新航路の開設で、韓国航路は3航路週3便に増便され、輸送頻度が上がることで、宮城県を始め東北各県に立地する企業の輸出入の利便性が向上する。 2016年度初の新航路開設により、同港の外貿コンテナ定期航路は、北米西海岸航路(2航路)、中国・韓国航路(3航路)、韓国航路(3航路)及びロシア極東航路(1航路)の9航路となり、90年のコンテナ貨物取り扱い開始以来、過去最高の航路数となった。歓迎セレモニーには、興亜海運の日本総代理店、三栄海運(東京都中央区)の山池輝晴社長、仙台塩釜港の代理店、三陸運輸(布施義光社長、宮城県塩竈市)の中鉢和保専務らが出席し仙台塩釜港湾事務所の鈴木正彦所長が歓迎あいさつを述べた。また、寄港した船舶、MAGNA(マグナ、総トン数5403トン)号の船長らに花束を贈呈し、新航路開設を祝った。(黒田秀男)