東邦運輸倉庫、「品質」最大の武器 ステップアップ目指す
物流企業
2016/04/25 0:00
【宮城】東邦運輸倉庫(黒川久社長、仙台市宮城野区)は16日、第1回品質大会を開いた。物流品質の向上を図るための取り組みで、九つの部門・拠点とグループ会社2社の品質担当者、責任者が参加した。従来は会議を開いていたが、今年から品質大会に格上げし、更なるステップアップを目指す。 黒川敬之専務が「『品質』は東邦運輸倉庫の顔であり、売りでもある。品質があったからこそ、今の東邦がある。これから先も、最大の武器として物流品質に磨きをかけていく。一人ひとりが強い志を持つことが大切。一人の意識の欠乏が、築き上げてきた品質を崩すことになる。トップから現場まで、高い意識を持って品質向上に取り組もう」とあいさつ。 品質保証部が全社の2015年度物流品質状況(事故発生件数、事故の傾向分析、弁償金など)と同監査の報告を行い、今期の重点対策などを発表した。 この後、各部門、グループ会社ごとに、15年度の物流品質目標に対する事故件数などの結果、対策内容、監査指摘に対する改善策、経費削減効果、16年度の目標値、具体的な取り組み、を発表。これに対して質疑応答が行われ、より客観的で具体的な物流品質向上への決意を新たにした。(黒田秀男) 【写真=部門ごとに物流品質向上への取り組みを発表】