長野高速安協、ICで啓発活動 死亡事故多発に歯止め
団体
2016/04/21 0:00
【長野】長野県高速道路交通安全協議会(岩下勝美会長)は6日からスタートした春の全国交通安全運動を踏まえ、インターチェンジ(IC)やサービスエリア(SA)で啓発活動を行った。各地域で交通指導所を開設したもので、県警交通部高速道路交通警察隊など、関係機関との連携による取り組み。 初日には上信越自動車道下り線・東部湯の丸SAで実施。開始に当たり、長野トラック協会上小トラック協会の岡田宝正会長が「広島県の山陽自動車道で発生した多重事故を始め、トラックが関わる追突事例が無くならない。改めて安全確保の重要性をドライバーに伝えて欲しい」と要望した。 高速警察隊の宮本忠義副隊長は一般道も含め、死亡事故が多発している今年の県内状況を憂慮。「社会的問題となった軽井沢町のスキーツアーバス事故だけではない。過去3年間は減少傾向にあった。何としても歯止めを掛けたい」と参加者に対して力添えを求めた。 この後、そろいのジャンパーに身を包んだ会員らは、SAの利用者へ広報チラシやグッズを手渡し、安全運転の励行を呼び掛けた。(河野元) 【写真=「改めて安全確保の重要性をドライバーに伝えて欲しい」と上小ト協の岡田会長】