サンエーサービス、「かさぼん」地元をPR 伝統行事後世に
物流企業
2016/04/07 0:00
【新潟】サンエーサービス(塚田昭光社長、新潟市西蒲区)では、地元西川地区の伝統文化「越後傘ぼこ」をイメージしたゆるキャラ「かさぼん」を4トン車にプリントし、好評を得ている。 大きな傘の上に人形を乗せた「傘ぼこ」を先頭に、みこし、山車などの行列が商店街を練り歩く「越後傘ぼこ行列」は、江戸時代から続く歴史ある文化的行事。家内安全や無病息災、商売繁盛を願うための祭事で、毎年8月下旬の「西川まつり」と併せて行われている。 この傘ぼこを街づくりに活用しようと、2012年に西川商工会(八百板勲会長)がキャラクター化。直ちに取り組みに賛同した当時の社長、細田一朗会長が県内や関東方面へ運行する車両に採用した。トラックの両サイドに印刷されたかさぼんが、走る広告塔として地元をアピールする。 細田氏は「ゆるキャラは子供に大変人気がある。子供が集まるところには、保護者となる大人も集まる。伝統ある行事を後世に伝え、地域振興に貢献するとともに、トラックにも興味を持ってもらいたい」と話している。(渡辺耕太郎) 【写真=越後傘ぼこをキャラクター化してプリント】