岩ト協、物流の重要性PR 地元紙に全面広告
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2016/03/21 0:00
【岩手】岩手県トラック協会(高橋嘉信会長)は東日本大震災が発生した3月11日に地元紙岩手日報に全面広告を掲載し、物流の重要性を広くアピールした。 水産業や農業のほか、メーカーや小売店、飲食店などに従事する人々が楽しそうに仕事をするイラストに「届けてくれてありがとう あなたの笑顔で明日もがんばる!」のキャッチコピー。震災に関する記事が紙面を埋め尽くす中、岩ト協のイメージ広告は読者に強いインパクトを与えたようだ。 目立たないながらも、きめ細やかなサービスで、トラック輸送が日本の暮らしや産業を支えている現実を強調。「縁の下の力持ち」の格好良さを伝えるとともに、胸を張って勤務するドライバーの魅力も十分表現している。 岩ト協では、2014年の12月にも同様の内容で広告を出している。当初は燃料価格の高騰など、運送事業者の窮状を訴える内容にすべきとの意見もあった。広報委員会(藤村秀一委員長)で議論した結果、自分たちの主張を述べるよりも、業界のイメージ向上につながり、素直に物流のありがたみが伝わってくる構成にすることで話がまとまった。 佐藤耕造専務は「物流が止まったあの時から、もう5年が経過した。今年は節目の年でもあり、3月11日に広告を出す意義は大きい。一人でも多くの人に、トラックの重要性を思い出して欲しい」と語る。(今松大) 【写真=トラック輸送が日本の暮らしや産業を支えている現実を強調】