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柴又運輸、創薬再生医療に貢献 先見据えた態勢づくり

物流企業

2016/03/17 0:00

 【東京】柴又運輸(鈴木正博社長、東京都江戸川区)は、創薬再生医療輸送事業の本格展開に向けた布石を着々と打っている。先端医療分野は大きな成長が見込まれることから、同事業を将来の屋台骨を支える新たなビジネスと規定。マーケットの形成が予想される3、4年先を見据えた態勢づくりに注力し、創薬や再生医療の研究開発に貢献する物流の第一人者としての地位を確立する。(沢田顕嗣)  国立大学のベンチャー企業と共同事業化に向けて連携を図る契約を1月1日付で取り交わしたのに続き、2月末には大手医薬品卸のグループ会社と同様の契約を締結。細胞を凍結しない状態で「生輸送」するサービスの構築を目指し、パートナー先とiPS細胞(人工多能性幹細胞)の生細胞を輸送する実証実験を積み重ねていく。  実証実験はiPS細胞の最適輸送方法の開発を主眼に、温度や振動、衝撃など与件に応じた細胞への影響をデータ収集。あえて負荷を掛けることで、最良の輸送手段を探るのが狙いだ。  同社は、タンパク質結晶やiPS細胞・ES細胞(胚性幹細胞)などの幹細胞及び組織専用の車両を関東と関西に1台ずつ投入しているほか、営業担当者も両エリアに1人ずつ配置。ドライバーと外部顧問を含む5人でチームを編成し、専門家を招いた勉強会も企画するなど知識の習得に励んでいる。将来的には関東と関西を中心に域内輸送サービスを提供する構想を描く。  鈴木社長は「細胞を病院などに届けるラストワンマイルはドライバーの質が生命線。オペレーションのレベルをいかに高められるかが鍵を握る。これからの3、4年が勝負」と気を引き締める。 【写真=将来的には関東と関西を中心に域内輸送サービスを提供】





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