ロジスティクスネットワーク、協力会とドラコン 安全の認識 再確認
物流企業
2016/03/17 0:00
ロジスティクス・ネットワーク(滋野泰也社長、東京都中央区)は13日、協力会社で組織するロジネット協力会(岡本卓治会長)と共催で、ロジネット協力会ドライバーコンテスト全国大会を実施した。6地区の予選を勝ち抜いた精鋭21選手が、学科と点検の2種目に挑戦。業務の合間を縫って練習に励んだ成果を、晴れの舞台で披露した。 開会式で、岡本会長が「バスの転落事故が起きたことを受け、我々も襟を正してコンプライアンス(法令順守)を徹底していかないといけない。ドライバー不足や少子高齢化の問題もある。ピンチをチャンスにする原動力はプロドライバー。『目指せ物流品質No.1』を旗印にロジネットと一体となり、喜んで入社する企業・会社にしていきたい」とあいさつ。 選手紹介に続き、小田健一選手(山口運送)が「日頃の業務の成果を発揮し、更なる品質向上に向けて前進していく」と選手宣誓した。競技は学科80点、点検120点の200点満点で採点。個人の部は加藤成貴選手(エスティケー)が優勝し、団体の部では関東ブロックが連覇を達成した。 閉会式では、ニチレイロジグループ本社(東京都中央区)の松田浩社長が「この大会はグループ全体の安全への認識を再確認する機会。生活者の関心は安全に向いており、安全で高品質なサービスを持続的・安定的に提供することが求められている。働きがいのある環境にしていくため、受託輸送条件の改善も進めていく」と述べた。 滋野社長は「皆さんの技術が我々の事業を支えていると改めて実感した。何よりも最優先されるのはドライバーの安全。そしてドライバーの地位向上、業界の底上げにつながる大会にしていきたい」と結んだ。 個人の部の他の入賞者は次の各選手。 2位=斎藤邦浩(食品急送)▽3位=林田崇義(NKトランス)▽4位=島田憲治(高井戸運送)▽5位=伏見拓也(門馬商事)(沢田顕嗣) 【写真=業務の合間を縫って練習に励んだ成果を披露】