物流ニッポン – 全国の物流情報が集まるポータルサイト

秋ト協、ユニークな人材確保策 ドライバー合同面接開く

団体

2016/03/10 0:00

 【秋田】合同面接会でドライバー不足をバックアップ――。秋田県トラック協会(嶋田康子会長)はユニークな人材確保対策を展開している。2月下旬に、ハローワーク秋田と連携し、県内3カ所でドライバー募集の合同面接会を開催した。新卒採用の合同説明会は一般的だが、中途採用のドライバー募集の合同面接会は全国でも珍しい。(黒田秀男)  2015年に続く取り組みで、今年は会場を3カ所に増やし、2月22日に秋田市の本部(中央)研修センター、24日は大仙市の県南研修センター、26日には大館市の県北研修センターで開催。  昨年は秋田市の1カ所だけの開催だったが、好評だったことから、県南、県北にも会場を広げた。  ハローワーク秋田とタイアップ。企業側の参加要件は、ハローワークに求人票を出している事業者に限定。ハローワークがトラックドライバー求職者(カード登録)を集める。当日、参加企業が会社概要や募集内容を説明した後、個別面談コーナーに求職者が臨み、マッチングを図る取り組み。  各会場とも、多くのトラックドライバー求職者が訪れた。15年は9人だったが、今年はハローワークの呼び掛けに応じて、中央が24人、県南14人、そして県北は13人が参加。合同の会社説明を聴き、希望する会社と個別面談を行っていた。  なお、求人側のトラック事業者は、中央と県南それぞれ6社、県北は5社の計17社が出席した。  秋ト協の三杉孝昌専務は「ドライバー不足は深刻だ。少しでも会員企業をバックアップしたい。今年は3会場に増やしたが、これがベストなのかは分からない。新年度は、開催の時期や回数、会場数なども再検討し、ハローワークの協力を得ながら継続したい」と話している。 【写真=中央が24人、県南14人、そして県北は13人が参加】





本紙ピックアップ

手形・小切手廃止、「効率化つながる」評価

 紙の手形・小切手の利用が2026年度末で廃止されるのに向け、物流業界でも対応が進んでいる。銀行振り込みや電子記録債権などに切り替えた事業者からは、効率化につながるとして評価する声が多い。会員企業に対応を促すため、トラッ…

富士運輸「アスファルト原液輸送」、複数人運行&手当 

 富士商(藤田敏彦会長兼社長、山口県山陽小野田市)グループの富士運輸(阿部悦雄社長、同)は、運送会社の廃業・撤退が増えている道路舗道に使うアスファルト原液の輸送を、1台の車両を複数のドライバーが乗り回す運行体制とマルチス…

阪神港「CONPAS」実用化1年、意見すれ違い普及進まず

 阪神港で実用開始から1年以上経っても、コンテナの搬出入予約システム「CONPAS(コンパス)」の普及が進まない現状について、海上コンテナ輸送事業者とコンテナターミナル(CT)運営会社の意見が擦れ違っている。CT側は「事…

両備TC、ドライバーが貨物・旅客輸送を兼務

 両備ホールディングス(松田敏之代表取締役CSO=最高戦略責任者)の両備トランスポートカンパニー(両備TC、荒木一守カンパニー長)は、大阪支店(大阪府和泉大津市)で、一人のドライバーが貨物と旅客の輸送を兼務する多能工化を…

オススメ記事

手形・小切手廃止、「効率化つながる」評価

 紙の手形・小切手の利用が2026年度末で廃止されるのに向け、物流業界でも対応が進んでいる。銀行振り込みや電子記録債権などに切り替えた事業者からは、効率化につながるとして評価する声が多い。会員企業に対応を促すため、トラッ…

富士運輸「アスファルト原液輸送」、複数人運行&手当 

 富士商(藤田敏彦会長兼社長、山口県山陽小野田市)グループの富士運輸(阿部悦雄社長、同)は、運送会社の廃業・撤退が増えている道路舗道に使うアスファルト原液の輸送を、1台の車両を複数のドライバーが乗り回す運行体制とマルチス…

阪神港「CONPAS」実用化1年、意見すれ違い普及進まず

 阪神港で実用開始から1年以上経っても、コンテナの搬出入予約システム「CONPAS(コンパス)」の普及が進まない現状について、海上コンテナ輸送事業者とコンテナターミナル(CT)運営会社の意見が擦れ違っている。CT側は「事…

両備TC、ドライバーが貨物・旅客輸送を兼務

 両備ホールディングス(松田敏之代表取締役CSO=最高戦略責任者)の両備トランスポートカンパニー(両備TC、荒木一守カンパニー長)は、大阪支店(大阪府和泉大津市)で、一人のドライバーが貨物と旅客の輸送を兼務する多能工化を…

Share via
Copy link
Powered by Social Snap