札幌白石支部、使用済みタイヤチューブを小学校に14本
団体
2016/03/07 0:00
【北海道】札幌地区トラック協会の札幌白石支部(山本晴夫支部長)は、2月25日、交通安全を呼び掛ける絵手紙をもらい、10年前から交流を続けている市立本郷小学校にタイヤチューブ14本を届けた。 同小では「寒さに負けず、戸外で元気よく遊ばせたい」という教育方針に基づき、白石支部へ「使用済みのタイヤチューブがあれば、子供たちにそり滑りをさせたいので貸与を願いたい」と申し入れ。 趣旨に賛同した共通運送(長尾弘志社長、札幌市白石区)は、取引先のタイヤメーカーにも協力を仰ぎ、自社の倉庫で眠っていたタイヤチューブと併せて配達した。同社では、春になったら回収して倉庫で保管。来シーズンにコンプレッサーで空気を充てんして再び配送する。 トラックからタイヤチューブが降ろされると、堀江仁教頭と教員4人は、子供たちがけがをしないようバルブ部分に布をテープで幾重にも巻き付けた。校庭に設置した手作りの雪山が未完成だったため、この日は、4人の児童だけが試験的に滑ったが、「楽しかった」と満面の笑顔を見せていた。 堀江氏は「こんなにたくさんのタイヤチューブを用意してもらったので、多いに活用し、子供たちの体と心を鍛えたい」と語った。(那須野ゆみ) 【写真=本郷小学校は「寒さに負けず、戸外で元気よく遊ばせたい」という教育方針に基づき、白石支部へ申し入れ】