丸徳グループ、はだか祭で安全祈願 厄落とし商売繁盛
物流企業
2016/03/07 0:00
【愛知】丸徳産業(久納英治社長、稲沢市)、丸徳輸送(同)を中心とする丸徳グループは2月20日、稲沢市の尾張大国霊神社(国府宮こうのみや)で開かれた儺な追おい神しん事じ(はだか祭)に合わせ、荷主や関係者と商売繁盛及び安全を祈願した。 はだか祭は、767年に称徳天皇が悪疫退散の祈とうを全国の国分寺で行ったのが発祥。儺な負人(おいにん)に触れば厄落としができることから、裸男がもみ合う姿が有名だ。高さ2.35メートルの大鏡餅つきなどを含めて20日間、繰り広げられる。 丸徳グループでは、参加者の厄除け願いを書いた布を笹につるす「なおい笹」を納めることが国府宮より認められており、お守りの「なおいきれ」を手渡し、来場者をもてなした。 久納昇辰会長は「グループ4年の歴史の中で、はだか祭は自身の人生そのもので、鏡開きは会社にとって一年のスタートと思っている。国府宮から御札も頂いているので、今日は目いっぱい楽しんでもらいたい」とあいさつ。 鏡開きに当たり、トヨタL&F中部(佐藤達男社長、名古屋市昭和区)の桂川和也相談役は「1250年続く伝統行事への招待を感謝している。日銀のマイナス金利はデメリットが先行し、市場は動揺しているものの、この祭で悪い流れが退散することを願いたい」と述べ、槌(つち)を振るった。(梅本誠治) 【写真=祈とうを受ける参加者】