物流ニッポン – 全国の物流情報が集まるポータルサイト

一力運輸、大曲営業所が完成 月内稼働自家給油所など設置

物流企業

2016/03/07 0:00

 【宮城】一力運輸(加藤褜男社長、宮城県石巻市)が再建を進めていた大曲営業所が完成した。上下水道や電気などのインフラ整備が遅れ、最後まで残っていた電話配線の見通しが付いたことから、今月内に営業を開始する。  東日本大震災で主力拠点であった同営業所を大津波が直撃し、トラック40台と事務所、車両点検場が流失。同市の復興計画に合わせ、かさ上げが完了した隣接用地を含めて6600平方メートルを確保して昨夏から工事を進めてきた。  事務所は2階建てで、延べ床面積140平方メートル。津波など災害が発生した場合、従業員が屋上に一早く避難できるように外部から直接駆け上がれる非常階を設けた。また、点検場(270平方メートル)と自家給油所(タンク容量40キロリットル)を設置。このほか、荷役作業用の下屋を設け、積み下ろし時の転落防止対策を施すとともに、雨天時でも作業をしやすくした。  大曲地区は、復興計画で工業用地として再開発された。同社は同地への第1号企業であり、今後、運送業や建設業などの十数社の入居が予定されている。(富田久男) 【写真=今後、運送業など十数社の入居を予定】





本紙ピックアップ

あらた、物流機能を維持・強化

 化粧品・日用品・家庭用品・ペット用品などの卸売業を展開しているあらたは、成長戦略に不可欠なファクターである物流機能の維持・強化を図る。生産性向上や省人化・省力化の取り組みにギアを入れるとともに、新たな物流センターを開設…

公取委、フリート8社を強制調査

 公正取引委員会は10日、東京都内のトラック運送事業者など法人向け軽油の販売価格に関してカルテルを結んだ疑いがあるとして、ENEOSウイング(大石和宏社長、名古屋市中区)など軽油販売(フリート)事業者8社に対し、独占禁止…

中企庁、中小むけ支援策強化

 中小企業庁は9日、過去最大となった2025年度の最低賃金引き上げに対応する中小企業・小規模事業者を後押しするため、新たな対応策も含めた支援策を公表した。従来の取り組みに加え、IT導入補助金、省力化投資補助金(一般型)な…

双葉運輸、鳥取・米子に第2センター

 双葉運輸(長谷川忠宏社長、広島市西区)は米子第2物流センター(鳥取県米子市)を新設し、9月上旬から段階的に稼働を始めた。同社の物流拠点として最大規模で、山陰地方では2カ所目となる。地域のニーズを捉えながら、荷主の物流効…

Share via
Copy link
Powered by Social Snap