UDトラックス九州支社、沖縄CCリニューアル 整備情報を一元管理
産業
2016/03/03 0:00
UDトラックス(村上吉弘社長、埼玉県上尾市)は2月24日、沖縄カスタマーセンター(CC、沖縄県浦添市)をリニューアルオープンした。床面が降下するフロアリフトやコンピューター車検ラインを完備、整備品質を高めていく。 車軸を支える必要の無いフロアリフトは、低床車、エアサス車の点検作業に優れる。キャタピラ式フラットリフトは、大型車から小型車まで幅広く対応。無線リモコン方式で点検車両をフラットな状態にセットできる。 検査、整備データは事務所のパソコンに集約し、コンピューター車検ラインも完備。整備情報は電子データで一元管理し、アフターサービスに役立てる。採光式屋根とLED(発光ダイオード)照明で整備性を高め、作業時間短縮につなげるほか環境保全にも配慮する。 同日、現地で開かれた竣工式で、UDトラックス九州支社(福岡市東区)の棚町久雄支社長が「皆さまのお陰で半世紀にわたり稼動してきた工場をリニューアルできた。新しい工場に魂を入れ、ユーザーの安全運行と安定稼働に貢献したい」と述べた。 沖縄CCは、沖縄が本土に復帰した1972年、浦添市で日産ディーゼル沖縄販売としてスタート。本土復帰前の沖縄は左ハンドル車が主流だったため、右ハンドル車を扱える工場として活用された。(上田慎二) 【写真=床面が降下するフロアリフトやコンピューター車検ラインを完備】