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岡田商運、隣接地に倉庫建設 来年3月 静岡にも乗り出す

物流企業

2016/02/25 0:00

 【岡山】岡田商運(岡田好美社長、岡山市中区)は拠点拡充に力を入れている。2日付で6番目の拠点として鳥栖営業所(佐賀県みやき町)を開設し、九州への進出を果たした。2017年3月には静岡市でも営業所開設に乗り出し、その後も1年ごとに神奈川県や茨城県などに拠点を構えていく。また、9月に本社隣接地への倉庫建設に着手する。(江藤和博)  鳥栖営業所は賃貸物件で、敷地面積2640平方メートル、倉庫(平屋)の床面積495平方メートル(うち事務所が33平方メートル)。車両は5台配置したが、12月までには20台に増やし、将来的には30~40台規模の営業所に育て上げる。  国道34号沿いにあり、長崎自動車道・鳥栖インターチェンジから車で15分の好立地。同社はこれまで西日本地域の中でも九州地区は弱かった。営業所を設けたことで地盤を強化し、地場荷主を開拓していく。また、本州方面から運行してきたドライバーがシャワーを浴びたり、休息できるようにした。  岡田社長は「静岡進出を含め、あと6、7拠点は設置していきたい」と意欲を示す。  一方、15年4月には本社事務所と倉庫(敷地6270平方メートルで、倉庫は平屋建て429平方メートル)を新設したばかりだが、9月には2棟目の倉庫建設に向け造成工事に着手する。隣接地の6600平方メートルの用地を確保し、床面積3300平方メートルの倉庫(平屋)を建設、来年4月の完成を目指す。また、17年秋をメドに3期工事も始め、3300平方メートルの土地に2千平方メートルの倉庫を増設する。最終的に敷地1万6500平方メートルの一大物流拠点とする。勝央営業所(岡山県勝央町)も5月末をメドに同じ勝央町に新築移転し、事務所(2階建て、延べ床面積700平方メートル)、インタンクを設け、倉庫設置も計画している。  15年9月期の売上高は20億5千万円で、14年9月期の18億7千万円から大きく伸ばした。16年9月期は24億円を達成する見込みで、20年9月期までには50億円に押し上げる。 【写真=隣接地に2期、3期に分けて倉庫を増設していく(本社)】





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