野村不動産・戸田建設、愛知・小牧に物流施設 来年1月中部圏で初めて
産業
2016/02/22 0:00
野村不動産と戸田建設は17日、愛知県小牧市で大型物流施設、ランドポート小牧(仮称)の建設に着手した、と発表した。両社にとって中部圏での物流施設開発は初めて。2017年1月の竣工を目指す。 戸田建設小牧工作所の跡地に開発。名古屋市中心部から15キロ圏内に位置し、東名、名神、名古屋の各高速道路の結節点である小牧インターチェンジから4.6キロの距離で、中部圏だけでなく北陸圏もカバーできる。 敷地面積1万8700平方メートル、鉄骨造り4階建てで、延べ床面積は4万1900平方メートル。スロープによりトラックが3階まで直接乗り入れられる構造とし、計40台分のトラックバースを設ける。敷地内に21台分の待機スペースも用意し、食品、日用雑貨、通販関連商品などの多頻度配送ニーズに応える。 庫内は、はり下有効高5.5メートル、柱スパン11メートル×11メートルを確保。荷物の保管効率を高める。車両出入り口には管理ゲートを設置し、監視カメラや館内カードキーにより高度なセキュリティーを保つ。 全館にLED(発光ダイオード)照明を採用するほか、屋根を利用した太陽光発電システムも導入。環境負荷とランニングコストの低減を図る。テナント従業員の労働環境にも配慮し、アメニティースペースとしてカフェテリアも設ける計画。(吉田英行) 【写真=スロープによりトラックが3階まで直接乗り入れられる(完成予想図)】