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北ト協&旭ト協、身の危険顧みず救出 北海道輸送ドライバー塚本氏へ表彰状

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2016/02/22 0:00

 【北海道】北海道トラック協会(伊藤昭人会長)と旭川地区トラック協会(窪田明規夫会長)は10日、芽室町で2015年秋に起きた交通事故現場に居合わせ、火が出た乗用車から男性(28)を救出した北海道輸送(土田隆社長、旭川市)の塚本正宏乗務主任(43)へ表彰状と記念品を贈った。(那須野ゆみ)  事故は昨年10月20日午後8時30分ごろ、芽室町の国道36号で発生。塚本氏はこの日、白老町からトレーラを運転し、事故現場となった芽室町のコンビニエンスストアの駐車場で休憩を取っていた時だった。右折しようとしたトレーラに直進してきた乗用車が衝突し、ボンネットから火の手が見えた。  すぐに駆け付けたが、運転席のドライバーは顔面血だらけで意識もうろうの状態だった。運転席のドアが開かなかったため、助手席のドアをどうにかこじ開けて救出。その後、乗用車は爆発、炎上した。  北ト協と旭ト協は「身の危険を顧みず、自力では脱出できない男性を車外に救出した勇敢な行動は、運送業界の誇りであり、他の模範」と賛辞を送った。  同社を訪れた窪田会長は表彰後、「命の大切さや安全に対する下地がしっかりできていたからこその行動であり、非常に立派」と述べると、土田社長が「『質の高い安全運行ができる会社』を目標に、これからも社員教育に力を入れていきたい」と語った。  塚本氏には、昨年11月に帯広警察署長賞、今年1月には北海道警本部長賞と警察庁長官賞が贈られている。 【写真=表彰状を手にする塚本氏と窪田会長(右)】





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