ダイフク、非接触充電システム リフト向け実用化
産業
2016/02/18 0:00
ダイフクは12日、コマツリフト(森川元嗣社長、東京都品川区)の協力を得て非接触充電技術「D-PAD(ディ・パッド)」を用いた電動フォークリフト向けの非接触充電システムを実用化した、と発表した。 ダイフクによると、同システムの実用化は世界初。4月に幕張メッセ(千葉市美浜区)で開催される「TECHNO-FRONTIER2016に出展する。 同システムでは、送電台車で電動フォークリフトへの非接触充電を行う。充電時間は従来のコンセプトフラフ式と同程度。プラグを接続する作業が無いため、接触不良などによる障害や事故を低減できる。摩耗による導電部分の交換などメンテナンスも不要となる。 システム構成は、送電台車(送電パッド、高周波インバーター)と受電ユニット(受電パッド、200ボルトインバーター)からなり、電動フォークリフト標準装備のバッテリーが使える。 独自の無線技術を用いて送電側―受電側の対向位置を自動認識することから、安定した電力伝送効率を保持。伝送周波数が10キロヘルツ未満のため、電波法による申請手続きの必要が無い。(高橋朋宏) 【写真=接触不良などによる障害や事故を低減できる】