岐ト協/BCPセミナー、ミッションシート作成 防災手帳活用よびかけ
団体
2016/02/18 0:00
【岐阜】岐阜県トラック協会は9日、BCP(事業継続計画)セミナーを開いた。県BCP研修・訓練センターの伊藤哲夫コンサルタントの指導の下、災害発生時の対応をまとめたミッションシート作成に取り組んだ。 2015年11月に続く2回目。本部の川瀬文雄総務部長が「緊急時の対応を前回と同様に学んでいく。今回は、実際にBCP策定まで進めてもらう。学んだことを持ち帰り、各社で役立てていただきたい」とあいさつ。 伊藤氏は、BCPの目的と策定方法について説明し、「百科事典のように分厚いBCPは緊急時に持ち出せないし頭に入らない取り組みを1枚にまとめたミッションシートがあれば十分。また、業務再開があまりにも遅れると、荷主企業の信頼を失いかねない」と強調した。 参加者は、車両や物流施設の被災状況確認、荷主の被災状況と輸送ニーズ確認、トラック協会などの緊急物資輸送ニーズ確認などの項目を盛り込んだ、トラック運送事業者用ミッションシートの作成にチャレンジ。伊藤氏は、全ト協がまとめた「防災手帳」の活用も説いた。星野誠) 【写真=BCP策定まで進める】