アサヒ、東松山営業所を開設 王将フードの物流受託
物流企業
2016/02/18 0:00
アサヒロジスティクス(横塚元樹社長、さいたま市大宮区)は、王将フードサービスの北海道を除く東日本エリアの物流業務を受託し、2月中に本稼働させる。12日、王将フードの東松山工場(埼玉県東松山市)内にアサヒの東松山営業所を開設。関東の各都県と仙台市、新潟市、静岡県東部、長野県北部などの百数十店舗をカバーした物流網を構築する。 東松山営業所に車両10台を配置し、ドライバー15人と作業スタッフ、管理者ら80人による体制でスタート。店舗向け配送の34コースに加え、工場内でのピッキング、仕分け、出荷といった物流業務を担う。 王将フードは2015年2月、東日本地区での事業拡大の新拠点として、500店舗分の生産能力を持つ東松山工場の建設を発表。1万5200平方メートルの敷地に設けられた4階建て、延べ床面積1万7500平方メートルの施設は、全国に5カ所ある同社の工場の中では最大規模となる。 また、埼玉県建築物環境配慮制度(CASBEE)のAランクを取得。完全自動化による成型ギョウザの生産を柱に、最新鋭の設備と少人化・省力化を図る。稼働中の船橋工場(千葉県船橋市)から生産を順次移行した後、船橋工場を閉鎖することも明らかにしている。(小瀬川厚) 【写真=工場内でのピッキングなど物流業務を担う】